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2005.04.28 太平洋を楽しむ秘訣がわかった!メダノビーチ |
メキシコ:カボ・サンルーカス |
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4月27日、28日は続けてメダノビーチに行ってきた。ダウンタウンから歩いて行ける一番近いビーチということで、到着初日にマリーナからちょっと覗いてみた。マリーナ近くは割りと閑散としていて、長い海岸線の先の方は、賑わっているようだが、船などが多いのであまり美しくはないだろうと勝手に判断して、初日以来足を向けていなかったビーチだ。
ホテルから歩くこと15分。初日に遠くに見えていた浜辺までやってきた。あらー、湘南あるいはバリ島のクタビーチみたい。海の家がいっぱいあって、音楽が鳴っていて、帽子やらネックレスやらの物売りもたくさん出ていて、そこら中に敷きつめられたビーチベッドに、老いも若きもアメリカ人がわんさかと寝そべっている。賑やかだなぁ。ここのところ人のあまりいない、しっとりとしたビーチが多かったので、久しぶりに多くの人が集う所を見るのも、悪い気はしなかった。
海の家を数件通り過ぎると、あとはホテルが立ち並ぶエリアとなり、ホテル前には、ホテル客用のビーチベッドが並んでいる。といっても、ビーチベッドと海辺の間は、かなり距離があり、ホテルのプライベートビーチというわけでもないようだ。目の前には、先日行ったランズエンドの岩々も見えて、パラセーリングで遊ぶ人の姿も見えて、楽しげだった。
適当に、ホテルの前に陣取って休むことにした。今まで、サンタ・マリアビーチ、アモール・ビーチで波に飲まれて来た私としては、もうこれ以上、ここの海とは仲良くなれそうになれないな、と半ば諦めの境地だった。しかも、このメダノ・ビーチは、更に傾斜が深そうにも見える。だめだな、これは。そう思いながらも、諦めきれずに波打ち際で水につかったりしていた。やはり、ここも3mも先に進むと、足の付かない深さになる。足の付く高さのところは、ちょうど波が逆巻くという法則は、ここでも同じだった。水につかっているうちに、そろそろと深みにはまって、最終的には、またもや波に飲み込まれた、前回の教訓から、サングラスとキャップを置いていったのが、不幸中の幸いだが、それでも、 かなりブルーな気分になってしまっていた。
そこに現れたメキシコ人一家が、私たちに希望の光を与えた。お父さんは、口ひげをたくわえて、見るからに陽気そうな人。私が恐れる波打ち際にわざわざ入っていって、波に足を向けて寝そべる。「ああ、それは危険な位置だ」と思いながら見ていると、案の定、引き波に引きずられて、足からどんどん海に入っていってしまう。そして、後ろから波が覆いかぶさって・・・。ここで私だと、波に抗って水を飲んだりしてしまうのだが、お父さんはそのままスーッとひきずられるので、波が彼を通り越していくのだ。後に聞こえるのは、「うわぁーっはっはっは」と喜ぶお父さんとその家族の笑い声のみ。
そうか、波に抵抗しなければいいのか。それから、その一家は浮き輪を持ち出してきて、足の付かないあたりまで出て行って、プカプカと浮いている。おおおおお、浮き輪だ。浮き輪さえあれば、私たちは、逆巻き波の向こうにいけるんだ。お父さん、ありがとう。その一家が楽しむ姿をたっぷり観察して、27日はホテルに戻った。
そして翌日。おもちゃ屋に行って91cm大人用の浮き輪を2つ購入。1つN$75(US$6.81)、安いじゃないですか。そしてすぐに、メダノビーチにむかった。入る人を拒むように逆巻く波の向こうで、私は浮き輪につかまって意気揚々と太平洋を楽しんだ。手前の女性が立っているところと私のいるところは3mくらいしか離れていない。それでも、もう足はつかない状態だ。不思議なことに、浮き輪で足のつかない所にいけるようになったら、浮き輪なしても足のつかない所まで入っていけるようになった。なんだ、簡単じゃないか。いやぁ、こんなアホな話、ガイドブックには載ってないから、一体どうすればいいかわからなかった。体験ダイビングとか、シュノーケリングスポットとか、格好いい話はあるけど、海でどうやって泳ぐかなんてガイドしないからね。
苦労したけど、やっとコツを得ました。やれやれ、これから楽しもうというところなんだけど、来週からはもう内陸に入っちゃうんだよね。残念。買った浮き輪は、又いつか役に立つことでしょう。また荷物が増えちゃいました。
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