夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.05.03 グアダラハラでのホテル探し
メキシコ:グアダラハラ
 ホテル探し1日目(5月2日)

 5月2日にカボ・サンルーカスからグアダラハラに飛行機で移動してきた。予めサイトで探したユースホステルに予約を入れておいたので、今日の宿の心配はしていなかったし、サイト上では雰囲気のいい写真ばかりで、長期滞在用としてかなり期待をしていたが、到着して館内を見て回ると、徐々にその期待が崩れていった。

 まず、サイトの写真ではヨーロッパの邸宅風の写真がかなりあったが、現地に行くとユースホステルの入っているところは大きな2階建て建物の2階の一部を仕切って作られており、建物内部側にいくと、空気がよどんでいて、快適性に欠けていた。さらにトイレ・シャワーが共同だが、トイレにはトイレットペーパーを流すのではなく、横のゴミ箱に入れるように指示されており、朝一番ならよいが、午後に近づくと糞尿の臭いが立ち込めていて、とても不愉快であった。

 さらに、夜は中心部だけあってやかましく、窓を開けて寝ていると寝苦しかった。滞在中の感想をまとめて書くと以上のようになり、一日も早く快適な宿を探す必要に迫られていたので、チェックインして30分後に、宿探しが始まった。

(追記)
 とまぁ、こんな経緯で宿探しに拍車がかかったわけだが、2泊したこのホステルは、スタッフの感じがとてもよかった。若い人たちが経営しているらしいが、宿泊客に向けて日中のデイトリップのアレンジや、夜もグアダラハラのアーティスティックなスポットのツアーを独自に組んでいるし、宿泊客同士が自然に交われるように間に立ってコミュニケーションを計ってくれたりした。また、何か意見があったら取り入れようとする姿勢が、どのスタッフにも見られ、宿を変更する旨を告げるのが非常に心苦しくなったことは、是非加えておきたい。宿の雰囲気も、我々の望む環境ではなかったが、人によってはこうしたヨーロピアンでアーティスティックな雰囲気を好む場合もあるだろう。

 さて、宿探しに話を戻す。まず、ツーリスト・インフォメーションで情報収集である。キッチン付きでリーズナブルな宿を紹介して欲しい旨を伝えると、中心部に近いところで2件紹介してくれた。インフォメーションの壁には宿のパンフレットがあったので、自分たちでも一つずつ見ていくと、中心部に近いものを1件、離れているものを4件探し出した。到着した日だったので、遠いところに行く時間も気力もないのと、不便さを感じたので、近場の3件を回ってみることにした。

 まず、一軒目。ここは語学学校のホームページで紹介されていたところで、歩いていくと語学学校の前も通りがかった。繁華街から5ブロックほど行くと、低めの建物が並ぶ地区になり、その一角に紹介されたホテルがあった。中に入ってみると、中庭になっており、店番の人がひとりいた。この人は全く英語が話せず、コミュニケーションをとるのに苦労したが、なんとか部屋を見せてもらい値段も聞きだした。スペイン風のやり方と思われるが、建物の中に中庭(パティオ)があり、それを取り囲むように部屋が配置されている。が、この作りに問題があった。中庭に面した窓を閉めると全くの行灯部屋になってしまうことである。(部屋は天井高が高く、トップライトになっているが) この形式は壁を接して建っているところに全て当てはまってしまうようなので、街中のホテルではプライバシーがあって風通しのいい部屋がないことになってしまった。二件目の宿もまさに同じ作りで、我々はガッカリしてしまった。
 
 グアダラハラでは、気持ちいい宿はないのか?ラパスで味わった徒労感が押し寄せてきた。午後7時近くと時間も遅く、移動してきたので疲れて絶望的になってきたが諦め切れなかったので、3件目の宿に向かった。そして気力を振り絞り途中で休憩をとりながらなんとかたどり着いたところが、グアダラハラのレポートになった宿である。

 宿の前が小さなソカロ風になっており、果物を売っている露店商が並んでいて、庶民的な雰囲気を醸し出していた。中に入ると、真ん中に廊下がありその先に噴水が設えてあった。受付のおにいちゃん(ウンベルト氏)に早速、値段を聞き、部屋をみせてもらった。廊下の両脇はドミトリー形式で、行灯部屋風(トップライト付き、天井高5m程度)になっているが、中庭の両脇の二階にプライベート・ルームがあり、ここが凄く気持ちのいい空間になっていた。1階部分は一方がキッチン、もう一方がランドリールームとなっており、我々はこれらのプライベートルームを所望した。が、現在滞在客で埋まっていて、2日後には空くというので、とりあえずドミトリーの部屋に移動してくることをこの場で即決した。それ程の気持ちよさがあった。さらにインターネットも無料で、我々のように自分のPCを持っている人には、無線LANの設定もして無料で使わしてくれるということであった。このスケッチも無線LANに接続しながら、半分屋外の中庭で朝書いている次第である。ユースホステルに帰る道すがら「神は我々を見放さなかった」という思いと、実際に現地で足で探すことの意味を再確認した。

 ホテル探し2日目(5月3日)

 さて、翌日になり、昨日紹介してもらった宿で、中心部から少し離れた所にあるホテルについても調べることにした。なぜなら15日レートでN$7500というのもあり、そうバカ高くないのと、大都会なので公共の交通機関を使えば、移動もそう問題にならないだろうということが考えられるからである。(これらについても宿レポートに参考で載せておきました。)

 午前中歯医者さんに行った後、インフォメーションで再び生き方を確認し、トローリーバスでの移動となった。しかしこれが曲者だった。インフォメーションできいたところにはトローリーバスなどなく、従って乗る場所が分からず、街を見ながらそれらしいところを探すしかない状況となった。幸いトローリーバスは道路の上に電線があるので、これを見ながら通りを行ったりきたりして、やっと行きたい方向に行きそうな箇所で現地の人に聞いて待っているとトローリーバスがやってきた。我々は運転手にCentro Magnoに行くか聞くと「シー」と答えたので、乗り込むことにした。さて、我々はトローリーバスというものに初めて乗ったのだが、バスのような電車のようなそんな乗り物で、昔のヨーロッパで走っているのをテレビで見たことがあったので、一人で面白がっていた。

 地図を見ながら、また街の道路サインを見ながら自分たちがどこを走っているか随時確認していると、それらしい所に近づいてきた。すると運転手がここがCentro Magnoだということで我々に案内してくれた。バスを降りると、同じところで降りた乗客の一人が我々にまたあの建物がそうだといって教えてくれた。何と親切な人たちばかりだろうとグアダラハラのイメージは上がる一方である。

 さて、同乗してきた人にお礼を言いながら、目的の宿を番地を見ながら探していると2525という番地が目に入ってきた。ここが第一に目指してきたところである。通りからすこし入り込んだところに見えていた。
管理事務所らしきところに入って、ここはホテルかと聞くとそうだという。インフォメーションで貰ったチラシを見せると自分たちの宿と違う写真が載っているので自分たちでも我々が持ってきたチラシが自分たちの宿のことを指しているのかどうか疑っていたが、番地が2525と書いてあるので、まいったなと言う感じでみていた。というのはチラシには三角屋根の一戸建てのようなモノクロの写真が載せてあるが、周りを見ると日本にあるような団地風の建物しかなかったからである。こんな状況からして期待できないが、ここまで来たのだから値段を聞き部屋を見せて貰うことにした。値段は安いが内容もそれなりというか、小奇麗にしているが少々古臭く、ベットの上に掛かっているブランケットがさらに古臭かったので、我々の候補からは即座に外れた。他も探しているので興味があればまた来るといってこの宿を後にした。

 このあと、地図にはオロスコ博物館が近くにあると示されているのですこし寄ってから、別件を探しながら数十メーター歩いていると大通りに面した高い建物のホテルを見つけた。これが今日2件目に目指してきたホテルである。高級そうだが参考のために中に入って値段を聞き部屋を見せてもらった。見せてもらったのは2ベットルームで予備のベットルームがあるアパートのようなホテルであった。もちろんキッチンも付いている。しかし2ベットルームも必要ないので、我々の目指しているコストパフォーマンスのいい宿からは外れていると判断しホテルを後にした。

 さて次に目指したのは同じ系列のホテルで通りの向かい側にあるホテルである。見た目がさっきのホテルより古い感じなので少しはリーズナブルだろうということで当たってみることにした。値段を聞くと、15日間泊まるとして一泊N$335.2(約3352円)、一ヶ月なら一泊N$281.6(約2816円)ということで、かなりいい線いっている。部屋を見せてもらうとベットルームなどは先ほどのホテル並みにきれいで、キッチンもあり広いバルコニーもあってなかなか快適そうであった。ここからならトローリーバスで中心部まで10分程度だし、我々の基準に当てはまる宿がここに一つ見つかったという判断となった。(従ってグアダラハラ宿レポートの中に含めております。)

 さて次の目指すホテルはこれよりもさらにバスで移動しなければならないところにある。目印はPlaza del Solというショッピングモールの先にあるというので、まずこのショッピングモールを目指すことにした。そのためのバスもインフォメーションで聞いていたが、これがまたデタラメであった。走っているバスを見ながら通りを上がったり下がったりし、バスを待っている人に聞いてあちこち探し回っているとバスから降りてきたおばさんがいきなり話しかけてきて、Plaza del Solには何々と言う番号のバスに乗りなさいと言われ、バス停らしき所で待つことになった。ここでやっと目的のバスが見つかり30分ほど乗っていると運転手にここがPlaza del soldaといわれ降ろしてもらった。

 さて目指す宿はこの先にあるというので、歩いていくととてもじゃないが歩けるような距離にないことが後で分かった。この時はひたすら炎天下歩いていたが、一本道を間違えたりしていると、目的以外のキレイなホテルが目に入ってきた。これも何かの縁だと思い、つかつかと入っていって値段を聞き、部屋を見せてもらった。さすがに新しく高級そうで値段も一ヶ月N$20350(約20万円)と高級だった。(参考までにレポートにはURLを載せておきました)

 さて、インフォメーションで見つけた5件目の宿にたどり着くにはまだまだ道を歩かなければならず、少々疲れてきたので、タクシーで移動した。ホテルのエントランスについて早速値段を聞き、部屋を見せてもらうことにした。値段は月レートでN$13250(約13万2500円)で許容範囲である。ここはホテルに併設されたアパートといったところで、中々キレイで毎日ベットメイキングもしてくれるそうである。またホテルにプールが付いておりこれも利用できるというのがこのホテルの特徴といえる。が、かなり中心部から遠く、何のためにグアダラハラに来たか分からなくなってしまうので、候補からは外れると判断した。(が参考までにレポートには載せておきました。)

 さて、以上で2日間にわたる宿探しは終わった。かなり広範囲で目ぼしい宿は回ったつもりである。それから考えても現在我々が滞在している宿がグアダラハラでは我々の基準に一番合っているというのが確認できたので良かったと思う。

 中心部に戻ってきてホテルに向かう途中アルマス広場で屋外演奏会をやっていた。今日一日炎天下を歩き回ったご褒美にやってくれているということで、少し夕涼みがてら拝聴した。




 
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