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2005.06.24 カンクンのビーチ〜北半分 |
メキシコ:カンクン |
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さぁ、今日はカンクンのホテルゾーンの北半分のビーチに行ってみよう!
今日は、2ヵ所。一つは、カンクンのホテルゾーンの繁華街が集まる、カンクン岬の北辺に位置するプラヤ・カラコル。ここには桟橋もあって、イスラ・ムヘーレスという島へのフェリーも出ている。もう一つは、もっとダウンタウン寄りで家族連れに人気というプラヤ・トルトゥーガ。
さーて、どんなところかしら?
●プラヤ・カラコル
プラザ・カラコルというショッピングモールの前でバスを降りる。この辺りの道路は、ダウンタウンから来る車線と、ダウンタウンに帰る車線の間に、ショッピングモールがある。ダウンタウンから来てバスを降りると、道を渡って、ショッピングモールエリアを越えて、もう一度道を渡って、その先がビーチということになる。最後の道を渡ると、目の前には白亜の豪邸ならぬ、白亜の豪華5つ星ホテル「Riu
Plalace」がましましている。ホテルに沿って、右方向に歩いていくと、左向きの矢印が出て「プラヤ・カラコル」と書かれていた。
進んでいくと、右手に桟橋、左手がビーチというところに出た。いいねぇ、ここもコバルトブルーの波が左手にズーッと続いている。左手のビーチは、湾曲しながら、先で折れ曲がっているようだ。とりあえず、あそこまで行ってみようってことになった。
ビーチの始まりは、気楽な海の家の前にビーチベッドを並べた感じだが、すぐに、先ほど道路側から見た高級ホテル前のビーチになる。昨日のスケッチにも書いたが、メキシコにはプライベートビーチは存在しないというとこなので、高級ホテル前のビーチだろうと、どんどんと入っていけるのである。
ホテル前のビーチは、お金持ちそーな(あるいは浪費家そーな)アメリカ人の見学に事欠かない。これこれ、私がカンクンと聞いて思い描くのとピッタリの光景がここにあった。うっほー、カンクンだー!
ビーチは先の方で曲がっている。その曲がり角の岩場が海に突き出していて、その先っぽにパラソルが開いているのが見える。あれは、何だ?
近づいてみると、岩場の先っぽには、ベッドが2台並んでいて、パラソルの下で、2人の白人女性がマッサージを受けているではないか!
周りは、きらめくブルーの海だけ。「ビーチの喧騒も、カリブ海の潮風に吹かれて遠くに聞こえる。まどろむ午後、目に映るのは碧い海だけ。岩にくだける白い波頭を見ながら、究極のエステに酔う」。って、自分がマッサージされているわけでもないのに、その気にさせてくれるくらい、インパクトがある光景だった。いやいやいや、いいですねぇ。
さて、この曲がり角を曲がると、今度はちょっと岩が出ているところになった。この岩の上にビーチベッドを持ってきちゃって寝ている人もいる。これは気持よさそう。
とまぁ、プラヤ・カラコルは全体的にこんな感じだった。我々は、ゴージャスエステ場を通って、桟橋方向に少し戻ったところに陣取った。
波は、桟橋方向からやってくるので、ほとんどが桟橋でブロックされてこのビーチにはやってこない。従って、ここは今までで見たカンクンのビーチの中で一番穏やかだった。波が穏やかなので、岸辺近くになっても砂が巻き上げられることがなく、全てが透明なコバルトブルーに見える。その水に身を浸すと、なんだかトロっとした水溶液に入った気分になって物凄く気持が良い。これかぁ、これがカンクンかぁ、気持いいねぇと2人でしきりに感心しながら、交代で海に入った。
午後1時から1時間半ほどをここで過ごし、次のビーチに移動することにした。
因みにシャワーなどはないので、10分くらい風に吹かれてから、Tシャツや短パンを着て移動する。それでも、ウェットだけどね。
この辺りは赤いバスR-1と青いバスが走っている。赤いバスはクーラーなしの安い方、椅子もプラスチック。青いバスはクーラー付きの高い方、結局乗らなかったのでわからないが、椅子は布張りクッション付きらしい。ビーチ間の移動やビーチ帰りに、濡れたお尻で青いバスに乗ろうとしたら怒られるそうだ。
というわけで、当然赤いバスR-1に乗って移動。クーラーなしといっても、直射日光さえ当たらない席ならば、開け放した窓から潮風が入ってきて、不愉快どころか爽快でさえある。
さて、プラヤ・カラコルから2kmほどダウンタウンに戻ったところに、プラヤ・トルトゥーガがある。
●プラヤ・トルトゥーガ
バスを降りると、イスラ・ムヘーレスへ向かうフェリー乗り場が目の前にある。その右手に、土産物屋が並ぶ道があり、ビーチに続いている。アプローチは、ひなびたいい感じだ。
しかし、ビーチを見てすぐにがっかりした。今まで見てきたカンクンのビーチと異なり、ここの水は汚れていて、透明感がない。おそらく、フェリー乗り場の隣なので、水が汚れてしまっているのだろう。
雰囲気は、プラヤ・カラコルとは打って変わってひなびた風景。フェリー桟橋近くは、ほとんどがローカルだろう。カップルや家族で賑わっている。左手に歩いていくと、いくつかホテルがあり、そこの宿泊客らしい白人もちらほら見え始めた。
いかにも「ピカピカ資本主義のアメリカでございます」という雰囲気は、なりを潜め、のどかなメキシコのビーチという風情だ。今まで見てきたビーチに嫌気がさしたら、ここに来るのもいいかもしれないが、あの透明感、あの美しさの直後では、とても水の中に入る気がしなかった。
もっと先に歩いていくと、砂浜ではなく、地面が岩盤になる。海の中にも、大きな岩が見えており、このあたりはもしかすると、水中めがねで生き物観察などができるかもしれない。
それにしても、数十分前の海とは全く異なるようそうに、2人とも意気消沈して、海辺のレストランでコーラとレモネードを飲んで、さっさと帰ってきた。
こうして2日間に渡って、カンクンのビーチを色々と見てきたが、浮き輪をもっている我々は、ククルカン・プラザ前のビーチ、プラヤ・マリーンが一番楽しめると思った。波の高さが適当なのだ。もし、浮き輪がないならば、プラヤ・カラコルが楽しい。
こうして写真を見ながらスケッチを書いていても、楽しさがよみがえってくる。やはりカンクンは、世界に名だたる有名ビーチと言われるだけある。お陰で、同じ宿に宿泊している人に会う度に驚かれるほど日焼けしてしまった。一応、この辺りで売っている一番強い日焼け止めクリームを塗っているのですが・・・。
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