夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
目次Today's imagesTravel sketch食の楽しみPeopleAccommo旅行費用
Excursion移動の記録旅先で住むとしたら更新履歴日誌問合せAbout usENGLISH
北米
アメリカ合衆国
メキシコ
中米
ベリーズ
グアテマラ
コスタリカ
南米
ペルー
ボリビア
アルゼンチン
チリ
ブラジル
ヨーロッパ
スペイン
フランス
イギリス
オーストリア
ハンガリー
ブルガリア
中近東
トルコ
シリア
ヨルダン
北・東アフリカ
エジプト
ケニア
インド洋
モーリシャス
北・東アフリカ
マダガスカル
タンザニア
ウガンダ
南アフリカ
マラウィ
モザンビーク
スワジランド
南アフリカ
レソト
ナミビア
ボツワナ
ザンビア
アジア
インド
ネパール
タイ
オセアニア
オーストラリア
 
2005.07.29 キー・カーカー発のツアー
ベリーズ:キー・カーカー 
 世界第二の規模を誇るバリア・リーフがあって、ダイビングとシュノーケリング客で賑わうキー・カーカーということはわかっていても、一体どこに行って何を見るのかさっぱりわからない。

 ということで、いろいろなツアーオフィスを訪ねて、どんなツアーがあるのかを調べてみようってことになった。ツアーオフィスといっても、どこも板塀でできた簡単な小屋に人がいて、予約する場合はノートに手書きで名前を書き込む、というシステム。プラヤ・デル・カルメンやカンクンとは大分違う。

 カンクンでは、ツアーは大規模なシステムになっており、予約を受け付けるだけのエージェント会社、ツアーを企画・運営する会社、実際にガイドや車をだしてツアーを行う会社、ツアーに参加する人をホテルから集合場所までピックアップするサービスだけを行う会社、という風に分業化されていた。それに対して、こちらはツアーを受け付ける場所イコール集合場所であり、受付してくれたおじさんが自分のボートに客を乗せ、シュノーケリングの案内役も行う、という家内工業的なスタイルを取っている。それぞれ、その地を訪れる観光客の人数に見合ったスタイルだとは思うが、ツアーに連れて行ってくれる人からツアー内容の案内を聞けるキー・カーカーの場合は、説明に臨場感があり、どんなところに重点を置いてツアーを企画しているのかもよくわかり、とにかく売ってしまえというカンクンのエージェントと話しているよりは気持が良いし、話も面白かった。

 ツアーデスクのいくつかには、キー・カーカー周辺の地図がはってある。これを見るとよくわかった。



 キー・カーカーはベリーズ・シティからボートで北東方面に1時間ほど上がったところにある砂州である。キー・カーカーの更に北には、アンバーグリス・キーという一番大きなキーがあり(@のすぐ北の部分)、その中心地サン・ペドロが観光地になっている。海外からの観光客は、サン・ペドロあるいはキー・カーカーを拠点にして、ポイントを巡る。

 各ポイントには、以下のような見所があるらしい。

@ホールチェンHol-chan海洋公園とサン・ペドロ(1日ツアー)
自然保護区に指定されている海洋公園でのシュノーケリング、高級ホテルが多いサン・ペドロの街並みやショッピング。10時半〜4時半のツアーで、持参にしろツアーで付いているにしろ、サン・ペドロで昼食と休憩を1時間半とるものが多い。

Aローカル・リーフLocal Reef(半日ツアー)
キー・カーカーからボートで5分沖に出たところにあるバリア・リーフを楽しむ。訪ねるのは、水深が浅いのでさんご礁が間近に見えるコーラル・ガーデンCoral Garden、サメやエイがたくさんいて海中で一緒に遊べるShark Alley、斜面になった海底に生息するさんご礁が楽しめるCoral Canyonの3ヵ所。10時半、14時半の1日2回催行して、所要時間3時間が一般的。

Bマナティーツアー(1日ツアー)
 あざらし系のおとなしい生き物マナティーを保護している海洋公園のスワロー・キーSwallow Cayeを訪ねるのと、周辺のキーでのシュノーケリングを組み合わせたツアー。周辺のキーには、アメリカのお金持ちが個人所有しているキー・チャペルCaye Chapel、砂州のみがあるSurgeant's Caye、砂州にヤシの木や休憩所があるGoff's Cayeなどがあり、ツアーによって訪れる場所が異なる。マナティーのいるスワロー・キーSwallow Cayeでは保護区公園入場料金を支払わなくてはいけない。ツアーに金額が含まれる場合がほとんどだが、要確認。ツアー9時半〜5時で、昼食は各自持参というのが多い。

CTurneffe Atoll-Northツアー(1日ツアー)
 Turneffeと呼ばれる島々を囲んで、環状のさんご礁が形成されている。島のマングローブの根元に生息する動植物の観察や、さんご礁でのシュノーケリングがツアー内容となる。8時に出発して4時半に戻る1日ツアーとなり、ランチも含まれる場合が多い。

DBlue Holeツアー(1日ツアー)
 方角としてはDの方向になるが、もっと右側にあるかもしれない。Dの場所もCと同じく島の周りにさんご礁が連なる環礁で、ライトハウス・リーフLight Reefという場所になるが、環礁内に、直径約305mのきれいな円の部分が深さ107mまで落ち込んでいる、ブルーホールがある。
 有名なダイビングスポットということだが、ブルーホールに落ち込む直前の浅い所でさんご礁の生き物を見たり、ブルーホールに落ち込んでいくさんご礁の斜面を眺めるなど、シュノーケラーにとっても魅力がある所だそうだ。ブルーホールでダイビングあるいはシュノーケリングを行い、同じ環礁内にある、ハーフムーン・キーHalfmoon Cayeやロング・キーLong Cayeでシュノーケリングするツアーが多い。ダイバーとシュノーケラーが同じ船で行くというツアーである。週に1回、ないし2回、あるいは人数が揃ったら催行するというパターンをとっている。

 我々が探した中では、一軒だけシュノーケリング専門のツアー会社があった。ミラノ出身でダイバーでもある女性が開いているのだが、彼女いわく、ダイバーと一緒に行くと、どうしてもダイバーにより魅力的なスポットに偏ってしまうので、シュノーケリングのみのツアーにしているという。私もこの意見には賛成だ。できればここのブルーホールツアーに参加したいと思って7月28日に予約を入れたが、最低人数6名がなかなか揃わず、このスケッチを書いている8月2日昼現在、待ちの状態である。

 よく調べていないので詳細は不明だが、空からブルーホールを楽しむツアーもあると聞いた。空から撮影した写真を見せてもらったが、マングローブと水深が浅いのでほぼ白く見える丸い縁に飾られて、そこだけ深い紺色になったブルーホールは、とても美しかった。水に入らないのなら、空から俯瞰するのも面白いだろう。

 以上、キー・カーカー発のツアーは@〜Dの単独、あるいは組み合わせとなる。ツアー価格は似たり寄ったりだが、同じ地域でも訪ねるキーが異なったり、ランチが付いたり付かなかったり、@〜Dの組み合わせ方が異なったりする。安いからといって飛びつくと、ガイドが悪かったり、シュノーケリング時間が短かったりする場合もあるので、ツアーの出発時間、帰ってくる時間、訪れる場所、それぞれの場所で過ごす時間、昼食や水の有無、海洋公園入場料(Park Fee)が含まれているかどうかを確認して、満足のいくツアーに参加したいと思った。

 最初、昼の2時過ぎ頃に調べ始めたが、昼休みで閉まっていたり、ツアーに行ってしまって夕方にならないと戻らないというツアーオフィスがほとんどで、お話にならなかった。しかも、 暑い。焼けそうに 暑い。暑いのでなく、熱いという感じ。なので、調べごとは、6時ごろの涼しくなった頃をお勧めする。ただし、夕方は、人だけでなく蚊も活動する時間。蚊よけローションの厚塗りは必須。
このサイトを友人に知らせる
目次About Us免責事項著作権とリンク
(c)2005-2006 海外生活実践研究会 All rights reserved