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2005.07.29 キー・カーカー発のツアー |
ベリーズ:キー・カーカー |
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世界第二の規模を誇るバリア・リーフがあって、ダイビングとシュノーケリング客で賑わうキー・カーカーということはわかっていても、一体どこに行って何を見るのかさっぱりわからない。
ということで、いろいろなツアーオフィスを訪ねて、どんなツアーがあるのかを調べてみようってことになった。ツアーオフィスといっても、どこも板塀でできた簡単な小屋に人がいて、予約する場合はノートに手書きで名前を書き込む、というシステム。プラヤ・デル・カルメンやカンクンとは大分違う。
カンクンでは、ツアーは大規模なシステムになっており、予約を受け付けるだけのエージェント会社、ツアーを企画・運営する会社、実際にガイドや車をだしてツアーを行う会社、ツアーに参加する人をホテルから集合場所までピックアップするサービスだけを行う会社、という風に分業化されていた。それに対して、こちらはツアーを受け付ける場所イコール集合場所であり、受付してくれたおじさんが自分のボートに客を乗せ、シュノーケリングの案内役も行う、という家内工業的なスタイルを取っている。それぞれ、その地を訪れる観光客の人数に見合ったスタイルだとは思うが、ツアーに連れて行ってくれる人からツアー内容の案内を聞けるキー・カーカーの場合は、説明に臨場感があり、どんなところに重点を置いてツアーを企画しているのかもよくわかり、とにかく売ってしまえというカンクンのエージェントと話しているよりは気持が良いし、話も面白かった。
ツアーデスクのいくつかには、キー・カーカー周辺の地図がはってある。これを見るとよくわかった。
キー・カーカーはベリーズ・シティからボートで北東方面に1時間ほど上がったところにある砂州である。キー・カーカーの更に北には、アンバーグリス・キーという一番大きなキーがあり(@のすぐ北の部分)、その中心地サン・ペドロが観光地になっている。海外からの観光客は、サン・ペドロあるいはキー・カーカーを拠点にして、ポイントを巡る。
各ポイントには、以下のような見所があるらしい。
@ホールチェンHol-chan海洋公園とサン・ペドロ(1日ツアー)
自然保護区に指定されている海洋公園でのシュノーケリング、高級ホテルが多いサン・ペドロの街並みやショッピング。10時半〜4時半のツアーで、持参にしろツアーで付いているにしろ、サン・ペドロで昼食と休憩を1時間半とるものが多い。
Aローカル・リーフLocal Reef(半日ツアー)
キー・カーカーからボートで5分沖に出たところにあるバリア・リーフを楽しむ。訪ねるのは、水深が浅いのでさんご礁が間近に見えるコーラル・ガーデンCoral
Garden、サメやエイがたくさんいて海中で一緒に遊べるShark Alley、斜面になった海底に生息するさんご礁が楽しめるCoral
Canyonの3ヵ所。10時半、14時半の1日2回催行して、所要時間3時間が一般的。
Bマナティーツアー(1日ツアー)
あざらし系のおとなしい生き物マナティーを保護している海洋公園のスワロー・キーSwallow
Cayeを訪ねるのと、周辺のキーでのシュノーケリングを組み合わせたツアー。周辺のキーには、アメリカのお金持ちが個人所有しているキー・チャペルCaye
Chapel、砂州のみがあるSurgeant's Caye、砂州にヤシの木や休憩所があるGoff's
Cayeなどがあり、ツアーによって訪れる場所が異なる。マナティーのいるスワロー・キーSwallow
Cayeでは保護区公園入場料金を支払わなくてはいけない。ツアーに金額が含まれる場合がほとんどだが、要確認。ツアー9時半〜5時で、昼食は各自持参というのが多い。
CTurneffe Atoll-Northツアー(1日ツアー)
Turneffeと呼ばれる島々を囲んで、環状のさんご礁が形成されている。島のマングローブの根元に生息する動植物の観察や、さんご礁でのシュノーケリングがツアー内容となる。8時に出発して4時半に戻る1日ツアーとなり、ランチも含まれる場合が多い。
DBlue Holeツアー(1日ツアー)
方角としてはDの方向になるが、もっと右側にあるかもしれない。Dの場所もCと同じく島の周りにさんご礁が連なる環礁で、ライトハウス・リーフLight
Reefという場所になるが、環礁内に、直径約305mのきれいな円の部分が深さ107mまで落ち込んでいる、ブルーホールがある。
有名なダイビングスポットということだが、ブルーホールに落ち込む直前の浅い所でさんご礁の生き物を見たり、ブルーホールに落ち込んでいくさんご礁の斜面を眺めるなど、シュノーケラーにとっても魅力がある所だそうだ。ブルーホールでダイビングあるいはシュノーケリングを行い、同じ環礁内にある、ハーフムーン・キーHalfmoon
Cayeやロング・キーLong Cayeでシュノーケリングするツアーが多い。ダイバーとシュノーケラーが同じ船で行くというツアーである。週に1回、ないし2回、あるいは人数が揃ったら催行するというパターンをとっている。
我々が探した中では、一軒だけシュノーケリング専門のツアー会社があった。ミラノ出身でダイバーでもある女性が開いているのだが、彼女いわく、ダイバーと一緒に行くと、どうしてもダイバーにより魅力的なスポットに偏ってしまうので、シュノーケリングのみのツアーにしているという。私もこの意見には賛成だ。できればここのブルーホールツアーに参加したいと思って7月28日に予約を入れたが、最低人数6名がなかなか揃わず、このスケッチを書いている8月2日昼現在、待ちの状態である。
よく調べていないので詳細は不明だが、空からブルーホールを楽しむツアーもあると聞いた。空から撮影した写真を見せてもらったが、マングローブと水深が浅いのでほぼ白く見える丸い縁に飾られて、そこだけ深い紺色になったブルーホールは、とても美しかった。水に入らないのなら、空から俯瞰するのも面白いだろう。
以上、キー・カーカー発のツアーは@〜Dの単独、あるいは組み合わせとなる。ツアー価格は似たり寄ったりだが、同じ地域でも訪ねるキーが異なったり、ランチが付いたり付かなかったり、@〜Dの組み合わせ方が異なったりする。安いからといって飛びつくと、ガイドが悪かったり、シュノーケリング時間が短かったりする場合もあるので、ツアーの出発時間、帰ってくる時間、訪れる場所、それぞれの場所で過ごす時間、昼食や水の有無、海洋公園入場料(Park
Fee)が含まれているかどうかを確認して、満足のいくツアーに参加したいと思った。
最初、昼の2時過ぎ頃に調べ始めたが、昼休みで閉まっていたり、ツアーに行ってしまって夕方にならないと戻らないというツアーオフィスがほとんどで、お話にならなかった。しかも、 暑い。焼けそうに 暑い。暑いのでなく、熱いという感じ。なので、調べごとは、6時ごろの涼しくなった頃をお勧めする。ただし、夕方は、人だけでなく蚊も活動する時間。蚊よけローションの厚塗りは必須。 |
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