夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.09.23
モンテベルデ〜モンテベルデのホテル事情と観光計画
コスタリカ:モンテベルデ
 サン・ホセからバスを降りると、わーっとホテルの呼び込みに囲まれて、まずはホテル探しから始まった。1件ずつ話を聞いてみた。1軒は、バスが到着した目の前の建物にあるHotel Monteverde。50代とおぼしき男性で、宿泊費はシャワー・トイレ付きの個室で一人US$7だという。彼は旅行代理店も経営しているので、ホテル1階のカウンターで手配できる。その奥には、インターネットルームがあり、コンピュータ6台が並んでいて、宿泊客は無料で使用できるという。ホテルにはキッチンもあり、ガス台・冷蔵庫・流し・調理器具・食器というフルセットだった。

 もう1件はサンタ・エレーナの中心地から100mほど離れた宿。トイレ・シャワー付きの個室で一人US$8だという。同じく中心地から300m離れた宿も、トイレ・シャワー付きの個室で一人US$8。どちらもキッチン付で、中心地から離れている分眺望が良いのを売りにしていた。確かに見せてもらったパンフレットには、景色の良い部屋があった。

 しかし、時期は雨期。激しい雨の中、100mも歩くのは大儀だ。ということで、まずは中心地に場所を絞り、サンタ・エレーナ内を見ることにした。といっても、サンタ・エレーナは一辺30mほどの3本の道に囲まれた部分で終了。めぼしい宿は2軒あったが、1軒は一人US$8で眺望なし、部屋のグレードはHotel Monteverdeとどっこいで、インターネット設備もないので、だめ。もう1軒は角部屋を見せてもらった。大きな窓から自然が満喫できる良い眺めだったが、一泊US$35(朝食付)と高め、他にお客さんの影がなくて寂しげだったのと、インターネット設備がないのが決定打で却下。ということで、最初に客引きに来たおじさんのHotel Monteverdeに決定した。

 このおじさんは、やり手だ。宿は安い価格で清潔なところを提供し、結局このおじさんのところでツアーの一切合財を申し込むことになる。1階のトラベルデスクの隣のスペースにはレストランがテナントで入っているから、ここで食事をすれば、その方面でも潤うかもしれない。そうそう、土産物屋もあって、ここでコーヒー豆も買った。ということで、宿が安いということで来た客を丸囲みできるのだ。うーむ、やり手だ。

 お客さんにとっては、何の損もない。安い価格で清潔な宿に宿泊できて、宿から一歩も出ることなく、ツアーの手配、インターネット、土産物購入、食事ができる。熱海のホテルみたいなやり方で、本当はあんまり好きじゃないけど、こう雨が降っちゃ、こちらとしても、この利便性が魅力だ。

 モンテベルデ全体としては、多くの宿泊客が集まり、特に若いドイツ人がおおいためか、他の国立公園と比べると、リーズナブルで清潔でキッチン付の宿が圧倒的に多いという印象を持った。スーパーも充実しているし、存分に自然を楽しむ施設が整ったところだ。乾季だったら、もっと眺望の良い宿もよかったかもしれない。

 さて、宿も決まり、チェックインの手続きをしようとトラベルカウンターに行くと、やり手のおじさんは嬉しそうに待ち構えていた。モンテベルデでのアクティビティーは、
・自然保護区のトレッキング
・キャノピーとスカイウォーク
・夜の生物を観察するナイトトレッキング
・バタフライガーデンの見学
・野生動物が見られる可能性の高いフィンカ・エコロヒカ
モンテベルデを出るならば
・隣のアレナル火山国立公園へ行くツアー
などがあるということだった。

 我々は2泊を予定していたし、折からの大雨でそれ以上いても仕方ないと見切りをつけ、到着の夜にナイトツアー(US$17/人)を入れ、翌日朝に自然保護区のガイド付トレッキング(US$28/人)、午後からはアベントゥーラ(Aventura)社のスカイウォークとキャノピーツアー(US$45/人)を組んだ。キャノピーは現在4社が行っているが、一番人気はアベントゥーラ社だという情報は、我々が事前にゴジツアーの加瀬さんから聞いたのと同じだったので、おじさんの助言に素直に従った。因みにアベントゥーラが一番価格が高い。全てのツアーはホテルから現地までの送迎付きである。

 おじさんは、テキパキと予約の用紙を作り上げ、電卓をカチカチと鳴らして、あっという間に我々の全てのツアーとホテル代金の合わせてUS$208の領収書を作成した。コスタリカ・コロンでの支払いも可能だが、このおじさん両替業務もやっていて、なぜかコロン支払いだとドルからコロンに換金する通過レートを適用するので、コロン払いの方がレートが悪くなる。対した違いではないが、どちらでもいい場合はドル支払いの方がいい。

 ということで、計画は決まった。後は実行あるのみ。

 とりあえず、夕方5時過ぎにナイトツアーからだ。所要時間2時間ということで、帰ってから夕食にしようということになった。5時すぎに迎えのシャトルバスが来た。中にはアメリカ人の若いカップルがいて、すぐに話がはずむ。「今までどこを回ってきたの?」「いい宿はある?」会話がはずんでいたので、あまり気がつかなかったが、外はどしゃぶりだった。ナイトツアーが行われる場所に到着したが、ドライバーがそのままで座っていてください、と指示。そこへ、ツアーガイドらしき青年が現れた。

 今日の雨では、生き物達は出てこないだろう。たとえいたとしても、ライトで示しても雨が邪魔して光が届かないと思われる。ということで、明日に延期したいのだが、どうだろうか?という提案だった。客をさばきたいがために、無理やりツアーを催行するのでなく、充分に楽しんでもらえるように延期を提供する。この申し出は、フェアーであり、さすが国際的な観光地だけあると思った。我々はそれに応じ、明日に延期となった。

 というわけで、今日は移動のみでおしまい。どしゃぶりだが、サンタ・エレーナには気の利いたレストランもいくつかあるので、その一つ、マルケスMarquezに出かけて、シーフードを堪能。正直、移動で疲れていたので、ナイトツアーがお流れになったのにホッとした私だった。