夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
目次Today's imagesTravel sketch食の楽しみPeopleAccommo旅行費用
Excursion移動の記録旅先で住むとしたら更新履歴日誌問合せAbout usENGLISH
北米
アメリカ合衆国
メキシコ
中米
ベリーズ
グアテマラ
コスタリカ
南米
ペルー
ボリビア
アルゼンチン
チリ
ブラジル
ヨーロッパ
スペイン
フランス
イギリス
オーストリア
ハンガリー
ブルガリア
中近東
トルコ
シリア
ヨルダン
北・東アフリカ
エジプト
ケニア
インド洋
モーリシャス
北・東アフリカ
マダガスカル
タンザニア
ウガンダ
南アフリカ
マラウィ
モザンビーク
スワジランド
南アフリカ
レソト
ナミビア
ボツワナ
ザンビア
アジア
インド
ネパール
タイ
オセアニア
オーストラリア
 
2005.10.03 
ペルーのリマ市内
ペルー:リマ
 ペルーのリマ市内でめぼしい所を回ったので紹介したい。
 我々が見て面白かったのは以下の4つ。

 1.セントロ(旧市街)
 2.ミラフローレス地区(新市街)
 3.天野博物館
 4.平岡電気店

 1.セントロ(旧市街)
 ここはいわゆる観光地で、アルマス広場を中心に、カタコンベのあるサン・フランシスコ教会・修道院、ラ・ウニオン通り、中華街などがある。

 我々はペンション当山近くのブラジル通りを走っているアバンカイ行きのコレクティーボ(1ソル)に乗って向かった。旧市街の地区でアバンカイ通りの東側は危険なので立ち入らないようにと注意を受けていたが、車から見ただけでも、雰囲気はやばそうだった。ただし中華街に入っていくところくらいはまだ観光地っぽいところなので、立ち入りは可能らしかった。コレクティーボを降りてとりあえずサン・フランシスコ教会・修道院を目指して歩き始めた。外観は写真のとおりである。私は正直カタコンベはあまり見る気がしなかった。教会地下に埋葬されている骸骨をデコレーションチックに並べているのは知っていたので薄気味悪かった。そうはいっても見ないで帰るわけにも行かず、教会の入場料を払って教会内英語ツアーで案内してもらった。まず教会本体が見渡せる2階部分に連れて行かれ、色々と説明を受けた。








次に回廊に向かっていったが、途中の階段室の天井がアラビックの文様が施してあるのが興味深かった。回廊の周りにルーベンスのオリジナル絵画が飾ってある部屋などがあったが撮影禁止なので写真はないが、回廊や中庭はなかなか綺麗だった。











 さていよいよカタコンベであるが、教会の基礎の間に作られた墓地で囲いの中や丸い井戸のようなところに綺麗に並べられていた。










 入っていくときは薄気味悪かったが、他の観光客と見て行くとそれ程でもなかった。教会の地下に墓地をつくるのは死んでからも神に一番近くいられるからということらしい。

 次はアルマス広場に歩いていった。途中宿沖縄があったので、グアテマラで会った人たちがいるかなと思い立ち寄ってみると案の定、二人の旅行者と話すことができた。それからアルマス広場に向かいきょろきょろしていると観光警察の人が話しかけてくれた。気遣ってくれたらしいが別に困ったこともなかったので、礼を言ってアルマス広場を歩き始めた。
 
 我々がいた時は、政庁といわれる所でなにやら国会議員が出入りしているようでアルマス広場は警戒中の警察官がたくさんいた。そのためか中央の噴水に向かったが立ち入り禁止で近づけなかった。しかし、日本からの団体観光客は入れていたので「彼らは?」というジェスチャーをすると彼らと同じ観光客と勘違いしてくれて中央まで入ることができた。日本人はこんなところで得をするもんだと感心した。
 アルマス広場に面してピサロが礎石を置き彼のミイラが安置されているというカテドラルも見ることができる。

 次はこの広場から続くラ・ウニオン通りを歩いてみた。歩行者天国で両脇の建物の出窓がコロニアル時代の雰囲気を醸し出していた。ただ都会なので普通の市街でしかなく一度歩いてみればそれでOKというところだった。
 


 次は、うどんが食べられるという中華街を目指した。奥まったところに中華街の中華風トリイが見えるが、そこに行くまでにうどん屋および沖縄そばを出している店があるらしい。そこを目指して歩いてみた。目印はSOPA UDONと書いてある看板があるそうな。注意して歩いているとアバンカイ通りから数十メートル行った所に、「SOPA UDON」なる看板を発見した。店構えはこんな感じ。早速注文すると写真のようなきしめんちっくなウドンが出てきた。再度メニューには揚げパンがついており、塩味でこれでかなりお腹一杯にしてくれる。スープもほぼ日本のウドンと同じ味を出していた。どうしてこのようなことになっているのか分からないが、確かにうどんであった。私は大盛りにすればよかったが、晶子の方はお腹一杯になった。その後沖縄そばも探したがなかなか見つけられず。途中肉まんなどを食べてから、帰りかけていると、帰るほう側から見やすい壁に「沖縄の手打ちそばがあります」と赤字で書いてある店を発見した。しかしすでにお腹一杯でとても食べられなかった。残念。

 そんなこんなで旧市街の目ぼしいところはこんな感じでした。






 2.ミラフローレス地区(新市街)
 ここはいわゆるお台場みたいなところで、前に太平洋が見える眺めのいいところである。







 
 このような崖の上から太平洋を臨み、その手前にレストランやショップが並ぶエリアがある。よくある繁華街と言ってしまえばそれまでだけど太平洋が見えているのがみそだろうか。
 ここから少し海岸沿いに歩くと「恋人たちの公園」というのがある。そこの彫像が面白いので写真で見ていただきたい。いかにもラテンな感じではないでしょうか?








 ミラフローレス地区で一見の価値があるのは以上です。

 3.天野博物館
 ここは天野芳太郎氏が収集した、インカ以前の文明、チャンカイ文化の酒器や織物を展示してあるところである。我々も初めて聞いたが、インカに至るまでに様々な文化・文明があり、特にこの博物館ではチャンカイ文化に特化して研究された博士の収集品はペルー最大だそうで、修学旅行で来ているペルーの人たちもたくさんいた。
 面白いのは酒器の形式で普通のとっくりだと注ぐときに、「とくとく」と音がでるがそれを嫌って、わざわざ空気が抜けるように、首のところがワッカ状に二つに分かれているのである。
 また、酒器の表面のデザインに猿と蟹が戦っているモチーフが使われていたり(まるで日本の猿蟹合戦)、くじらをデザインしたものなどモダンなものがあり、デザイン的に優れたものが多かった。また織物も紗織りやしぼり染め、1cmに309本もの糸が織り込んである布があり水を通さないと言われているものまであった。また貴石に首飾り用の穴があけてあるのだがそれが0.19mmという細さであったりと、細かさとモチーフが何故か日本的なところがあるのが不思議であった。(館内写真撮影禁止のため写真はありません)

 さて、以上がガイドブックにも書いてあり、我々からみても面白そうなところだったが、最後に現代ペルーの一つを紹介したい。

 4. 平岡電気店
 この電気店は名前のとおり、日系人の経営する電気量販店で日本で言うところのヨドバシカメラである。店内も、店員の対応もヨドバシそっくり。品揃えもペルーではないものがないくらい揃っているらしい。我々はデジカメの充電器の調子が悪かったので、見に行ったがさすがにペンタックスはなかった。しかしペルーでは有名な電気店らしく、何店舗もあるということのようです。ペルーでこんな日本語の看板があるのを見ると、つい嬉しくなってしまいました。

 以上でペルーのリマの紹介を終わります。歴史や美術に興味がある人にとってはまだまだ見所はあると思いますが、リマは単に首都であり都会であるのと、ペルーでの観光はマチュピチュやナスカの地上絵やチチカカ湖が有名なので、ペルー観光の中継点として考えたほうがいいのではないでしょうか?