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2005.10.23 Vol.1 ウロス島に到着し、しばし観光 |
ペルー:プーノ |
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プーノから船で1時間くらいの所にウロス島という葦でできた浮島があり、日本にいた時にウルルン滞在紀で見たことがあった。いよいよそこに観光ではあるが訪れることになり、行く前から少しばかり興奮気味であった。
8時に出発した船で出発して40分くらいたつと、湖面に葦が雑草のように突き出したところが始まった。
そしてしばらく行くと、いかにも浮いていますという感じの平べったい葦を重ねただけの平面が見え、そこに現地の人たちが待ち構えているのが見えてきた。
上陸するとそのふわふわした感じが面白く、しばらく歩き心地を楽しんだ。そして中央に地図のあるところで輪になって座りこの島の説明を聞くことになった。
構造は葦を3m程束ねて積み重ねると浮島の出来上がりということらしい。この葦はバルサとも呼ばれ子供の頃の工作に使ったことがあるので、その浮力は何となく理解出る。厚みのあるところは安定しているが、薄そうなところは予想以上に踏み込んでしまうので、ちょっと不安なところもあったが、干葦の絨毯という感じである。またこの葦の根元の方は薬効があり食べられるということで、皆に新鮮な葦を配って試食させてくれた。食べるとうす甘い繊維でサクサクとしていた。食べた後口も悪くなく繊維が残るようなこともなくあっさりとしていた。
輪の中央にふたをしてあるところがありそれをどけると、30cmほど下に水が見えた。ここに竹の棒を投げ込むとすぐに浮力で飛び出してきた。ということは、この水が湖面ということになり、本当に浮いているというのが実感できるデモンストレーションだった。これに一同どよめき的な声を上げて感心した。
説明が終わり、島内(といっても30m×20m程度)をウロウロした。すると目に飛び込んできたのは太陽電池パネルである。夜の照明用に蓄電しているのではないかと思われる。葦の浮島と太陽電池パネルのコントラストが面白い。
小さな住居の裏がすぐに水面になっているのだが、なんとなく水面にのレベルになっているところが恐ろしく、これ以上近づけなかった。たぶんここを踏みつけるとずぶずぶと沈むのではないかと思われる。上陸する側はトトラ船のようにしっかりと厚く葦が組まれているのだが、こちら側は切り飛ばしたままなのがリアルだった。
しかしこの浮島全体がふわふわしており、ゆるいトランポリンの上を歩いているようだった。その感触に思わずはしゃいでしまう晶子だった。そんなこんなでこの島の観光を終わり次はトトラ船に乗って、別の浮島に行くことになった。
各島に展望台のようなところがあり、そこに登って島全体を見渡すと写真下のような風景が広がる。
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