夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.11.03 
ティワナク遺跡観光
ボリビア:ラ・パス
 ラ・パスに移動してきて、3日が過ぎた。いよいよラ・パスでの観光に出かけようと言うことでティワナク遺跡に行ってみることにした。ツアーの申し込みは一番ホテルの南雲さんにお願いした。ツアー代金は60ボリ(約7.5ドル)。そんなに高くないのでこれでお願いすることにした。

 朝8時頃バスで迎えに来てくれた。チチカカ湖の方に行くこと2時間半、遺跡前の博物館に到着した。まずはここから見ることになっているらしい。中に入ってチケットを購入(80ボリ、約10ドル)。


目の前にスターゲートと呼ばれている一枚岩をくり抜いた石の門があった。映画のタイトルと同じその名前に皆興味を惹かれていた。よく見ていると上部の枠の部分に直した箇所があり、劣化も見て取れたが、実際1枚岩というのが凄い。





 この壁の向こうに回りこむと中庭になっており、右側のホールに案内れた。この博物館は今現在建築中の部分があり、中庭の屋根部分らしきところが工事中だった。この博物館自体がまだまだ未完成であり、現在進行形のところのようだ。

 さてこの中庭の右手のホール内に一番大きいモノトリートと呼ばれている石造が立っていた。場内は薄暗く、石造を下からライトアップする演出になっていた。このモノリートの高さは7m程あり、ホール内は階段状に下がっていて、その底の部分に置かれてあった。たぶん半地下神殿に置かれてあったのを再現するような形になっていると思われた。石造はもちろん1枚岩で表面に浮き彫りが綺麗に施されていた。モティーフはチャチャコンドルといって頭部がコンドルで体が人間の形をしたものや、蛇などがあしらってあった。形は直方体でシンプルかつプリミティブだが、1枚岩の存在感があった。残念ながら写真撮影禁止なのでここの写真はありません。

 次の展示館に行く途中にこの中庭にも小さな石造が置いてあるので写真を撮ろうと近づくとこの石造自体のもつ雰囲気と存在感にちょっと目を見張るものがあった。妙にリアルというか逆にハリウッド的な作り物チックなところが何ともいえなかった。


 次は隣に併設してある考古学博物館に案内された。右写真はロビーにある遺跡の全体図である。遺跡全体はこのような形をしているようだが、この後行ってみるとピラミッド部分は現在発掘中でこのような形は見ることはできなかった。考古学博物館内には、石組みをつなぎ合わせるために、石の継ぎ目に金属を流し込んで止められる溝が彫ってあり、ここに溶かした金属を流し込んで固定していくパネル展示と実際の金属片の分析結果が展示してあった。ティワナクという文明はインカ文明に直結する文明で、このあたりはインカの石組みに繋がる技術のようであった。
 博物館内にはボリビアの地形を説明しているところがあり、ボリビアの地形の特徴が良く分かった。特徴としては3600m級の台地とバレーと呼ばれる山岳地帯とアマゾンにつながる熱帯雨林に分かれている。そのため、乾燥した高地のラ・パスでも山岳地帯や低地から運ばれてくる野菜やトロピカルフルーツを食べることができる面白いところである。
 
 さていよいよ遺跡を見ることになった。アカパナというピラミッド部分は現在発掘中で全容は見えないが、逆に発掘中の遺跡というのも初めて見ることができた。










 次はカンタタイータという半地下神殿跡に案内された。ここは既に金を剥がすために破壊され巨石が散らばっているだけだが、なかにインカクロスを浮き彫りにした石が無造作に置かれてあり、ここでこのクロスの意味を説明された。窪みを数えると12個あり、層として数えると7層あることになり、これらの数字をこのような形で表現してあるのがオシャレではないかと感心した。


 次は半地下宮殿に向かった。この壁には石の顔が突き出して並んでおり、顔つきから様々な民族や人種の顔があることから古代から黒人や白人とも交流があったと推測されているようである。








 カラササーヤという遺跡の本体に上がることになった。正面からではなく横に回りこんで勝手口的なところから上がった。







 上がるとすぐに太陽の門があった。左が表、右が裏。







表側の門の上にはピラコチャの神とそれを囲む48の鳥人のレリーフが施されている。発掘時はここから7mほど離れたところに倒れてあり、推定でこの場所に置かれていると言うことだった。裏側の溝には大人2体と子供4体のミイラが納められていたようである。

次はエル・フライエ(左)とポンセ(右)と呼ばれているモノトリートである。


 この場所で司祭たちが住み、宗教儀式を行なっていたという。また壁の一角にメガホン状の穴が開いてあり向こう側から群集に指示するときに使ったということらしい。実際ガイドさんが壁の向こうに回りこの穴を通して話をすると拡声器になっているのが良く分かった。




 ここでの見学を終え遺跡観光が終了となった。このあとレストランで昼食を取ることになった。勝手口のような階段を下り、レストランに向かう途中、今だ発掘中のモノトリートも突然突っ立ていた。こんな状態を見るとここの遺跡はまだまだ全容が分かっておらず、発掘していけばまだ何か出てくるようなところのようである。




ガイドブックに載っていた月の門も帰りのバスの中から見かけただけで、遺跡全体の中で位置づけされていないようであった。これも一枚岩で、最初のスターゲートより数段大きそうで目直で見たかったがこれからの発掘と研究に期待したい。