夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.11.22 
カルロス・パスへの日帰り
アルゼンチン:コルドバ
 コルドバに来たのは近郊の保養地に行ってみるのが目的だった。従って、コルドバに到着した日に旅行代理店で1日おきに2つのツアーを予約した。カルロス・パスはコルドバから近くツアーでなくとも簡単に行けそうだったので単独で行くことにした。又当日は大変暑く35℃くらいあったので、水着を着用して出かけた。実はこれが正解だった。
 カルロス・パスが保養地となっているのはダムでせき止められた湖があり、その周りが保養地となっているところだからである。人口湖と行ってもかなり広く、鱒やベヘレイという魚も釣れるらしく船も数隻見られた。
 我々はタクシーでバスターミナルまで向かい、チケット(2.7ペソ、100円くらい)を買って10時10分発のバスでカルロス・パスに向かった。

 11時にカルロス・パスに到着。早速バスターミナル近くのインフォメーションで地図やレストランの場所、遊泳できる場所などを聞いた。我々は湖で泳げるとばかり思っていたが、情報では少し上流の川で泳ぐのがいいとの情報を得た。が、お昼近くになっていたので湖に面したレストランで昼食をとるのがいいだろうと川まで行ってから、それに沿って湖の方に歩いていった。









 対岸もこちら側も別荘やらプール付きホテルやらで、保養地の様相を呈していた。水の色は写真では分からないが、コーヒー色をしており、あまり綺麗ではないように思われた。湿度があまり高くないので不快感はあまりなかったが、当日は異常に暑くもう真夏になってしまったかと思うほど暑かった。とぼとぼと歩いていくと林間学校のような中高生の集団がホテルで騒いでいるのが見えてきたりと、そろそろハイシーズンを迎えようとしているようであった。
 11時40分頃我々が目指しているレストランに到着。しかし開店は12時からというので近くの親水公園的なところでじっくり待つことにした。このレストランは実はホステル併設で、湖側にはプールもあって大変気持ちのいいところだった。インフォメーションで勧めるだけのことはあると思った。 










 ここでの昼食を終え、遊泳できる所を目指して逆戻り。しかし暑くて暑くて木陰で休みながら歩くこと40分程度、途中のDISCOというスーパーでコーラを買って飲んでもどうしようもなく、タクシーで向かうことにした。アルゼンチンのタクシーは安くて使いやすい。ほんの数分で到着。目の前に渓谷チックな川とそこで水遊びをしている若者や家族連れが目に入ってきた。








   写真の通り車も通れるような低い土手があり、そこをわたっていこうとすると、写真左手の女子中学生が「水着にならないと水かけるわよ」と言っていたかどうかは分からないが、近所のおっさんに間違われたようで水をかけられそうになった。日本語で話すと気がついたようでさっさとどっかに行ってしまった。何ともいえず庶民的なところである。

 我々はこの橋を渡ってもう少し上流の砂浜があるところまで移動した。晶子の方は暑さのためさっさと水着になり川へとは行っていった。水温はそんなに冷たくもなく、20分くらいは浸かっていてちょうどいいくらいの水温であった。しかしまるで夏休みである。日本に居たときは7月8月の週末新宿から電車で約2時間御岳渓谷によく行っていたが、それに近い。

 川の水は見ての通りコーヒー色で何故か良く分からないが汚くはなかった。たぶんこの辺の鉱物が解けているのか?、色が反射しているのか?ということのようだと推測した。水深は深い所でも40cmくらいで、座っているとちょうどいい。ゆっくりと過していると、女の子が興味ありげに近づいてきて話しかけてきた。簡単な会話のなかで我々が日本から来たというと、日本という国は知らないといわれてしまった。まだ小さいからしょうがないか。それにしても平日の午後2時には学校はないのかと聞いてみると、今日は暑いから学校には行かず休みにしたということだった。のんびりしている。親が自由業(失業中?)だったら日本の小学生でもできるだろうが、なかなかこのようにできるところはないだろうなと思った。しばらく晶子はこの子と遊んでいるとようやく冷えてきたので浜に上がってきた。
 それにしても気持ちい。暑いときには水に浸かるのが一番気持ちいい。日本人だったら週末に一生懸命遊びに出かけるところであるが、こちらは天気がよければいつでも遊びに行くという自由な気持ちがある。そんな国民性だから経済破綻もしたかもしれないが、「楽しむのにやぶさかではない」というふうに生きられるのは見習うべきではないだろうかと思ったりした。









 水浴を十分楽めたので15時30頃そろそろ帰ることにした。さきほど渡ってきた橋を戻り、バスターミナルまで行きたいのだが歩いて戻るのにはチョット遠い。タクシーを捜したが走っておらず、坂を上がって一番近い幹線道路に向かうことにした。振り返るとまだまだ地元の人たちはお楽しみの真っ最中。









 幹線道路に行くまでもなく途中でタクシーに拾われバスターミナルに戻ってきた。助かった。この暑さの中歩くことを考えると水浴がなんだったんだということになりそうだった。バスターミナルについて冷たいものでも飲もうと思っていたがここのレストランや売店はこの時間帯はやる気がなくほとんど閉店状態だったので、バスターミナル向かいの喫茶店で詰めたーコーラを飲んで一息ついた。
 4時半のバスに乗ってコルドバまで帰ってきた。来るときに途中乗車している人がいたので今度はバスターミナルまで行かずに近くで降ろしてもらった。こうした融通もラテンならではのように思う。今日1日久しぶりに水を見てさらに浸かることができ、大変リラックスできた。
 カルロス・パスはこんなところでした。しかし日本からわざわざ行くようなところではないかもしれません。ヨーロッパの人は良く来るみたいですが。