夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.12.24 
サーキット・チコCircuito Chico(ミニ周遊ツアー)
アルゼンチン:バリローチェ
 旅行代理店が組んでいるツアーの中で、一番時間がない人向きだと思われるのが、このサーキット・チコだろう。朝から午後1時半までで、バリローチェからジャオジャオ半島Llao-Llaoを回って帰ってくる半日コースだ。

 途中でカンパナリオの丘Cerro Campanarioに寄って、そこから別途料金A$15(約US$5)でリフトに乗れば、ナウエル・ウピア湖やその向こうの山々が見渡せる景色を楽しめる。

 一番基本のコースでもあるが、ナウエル・ウピアを見渡せる景色を楽しめるという点でははずせない。ツアーはバリローチェを出てからナウエル・ウピア湖沿いの道を進み、カンパナリオで1時間過す。
 その後、プント・パノラミコPunto Panoramicoという所で20分ほど風景を楽しんだ後、湖越しにホテル・ジャオジャオを臨める教会で20分過してバリローチェに帰ってきた。カンパナリオの丘には自力でバスで行くことも可能だが、こうしてバリローチェと湖の風景を楽しめるビューポイントを周ってくれるのはツアーならではだ。

○カンパナリオの丘
 朝10時に到着。他の旅行代理店が主催するサーキット・チコのお客さんもたくさん来ていて、リフトは行列ができていた。
我々のグループにいたドイツ語を話すバックパッカーの青年2人組みは、リフトが別料金であることを知らなかったらしい。ツアー代金A$19に加えてA$15支払わなければならないことについて、2人で深く話し合っていた。が、この行列で上にいる滞在時間も少なくなってしまったことから、このツアーが料金に見合わないと判断したらしい。列を離れてどこかに行ってしまい、この日のツアーには戻ってこなかった。もったいないなぁ。

 私も学生時代にバックパッカーとしてヨーロッパを周ったことがあるが、物価の安い国に行くと、自分の物価感覚もそれにならって安くなってしまい、何もかも高いような気がしてしまったことがある。気持ちはわからないでもないが、ドイツならコーヒー一杯2ドルくらいしているはずだ。このリフトに乗って存分に景色を楽しめるのが5ドルなら高くはないと思うんだけど。

 冬は雪のゲレンデへと人を運ぶリフトの足元は、今は紫や白い花が咲いた野原になっている。時々振り返ると、青いナウエル・ウピア湖がだんだんと姿を現してきていた。頂上が待ち遠しい。

 頂上は左手にちょっとした散策の道があり、右手には1階がカフェ、2階と3階が展望台になった塔が立っていた。一気に3階まであがってみると、濃く青い湖と濃淡の森林が複雑に入り組んだ地形の向こうに、雪が乗った黒っぽい山々が続いているのが見られた。「いやー、来てよかったなぁ」と思える景色だった。






○プント・パノラミコ
 再びバスで15分ほどすると、小高く見晴らしの良い所で停車。湖の向こうにホテル・ジャオジャオが見えているので、ここはプント・パノラミコになるだろう。プント・パノラミコ−英語で言ったらパノラミック・ポイントだ。そうとしか言いようがない。全体が見渡せるという点では、カンパナリオの丘の方が高い所である分見晴らしはよく、気持ちがいいが、後で写真を見比べてみると、こちらの方自分でカッコいいなと思える写真が多かった。




 ここには露店のお土産物屋さんが出ていて、ネックレスやピアスなどの装飾品、この辺りでとれるサクランボで作ったリキュール、甘いポートワインなどなど見ていて楽しい。

 それに混じって、スイスと言えば首にブランデーの樽をぶら下げたセントバーナードでしょう、ということで、犬と一緒に記念撮影のサービスも行っていた。これはバリローチェの町中でも行っているサービス。頼むとすがすがしい景色を背景に、犬たちとポラロイド写真を撮ってくれる。値段は尋ねたことはないが、案外頼む人が多いので、あまり高くはないのだろう。

 私たちはポラロイド写真をもらっても、いずれくしゃくしゃになってしまう危険性もあるので頼むことはしないが、愛くるしいむくむくのセントバーナードの子犬には、かなり心を動かされる。

 朝摘んできたというサクランボは、甘くスッパクて瑞々しい味だった。日本の高級サクランボ、佐藤錦と同じ種類だというのを聞いたが本当だろうか?佐藤錦の味だと判るほど、佐藤錦を食べた記憶がないので、何ともいえないが、確かに日本のサクランボの味に似ていた。

○ホテル・ジャオジャオを臨める教会
 最後にホテル・ジャオジャオに行くというので楽しみにしていた。このホテルは5つ星だそうで、中がどうなっているのか見てみたかったからだ。しかし、バスはホテルを通り過ぎ、向かい側の岬からホテルが見える教会に停車した。えええ?そうなの?とちょっと不満に思いながら教会の敷地内を奥に進むと、向こう側にホテルとその後ろの山々が絵葉書のように見えた。なるほど、これは決まっている。絶好の撮影場所だ。ホテル内部に入ってしまったら、この風景は撮影できない。


 この教会のある所からは、トルナドール山も見える。チリとアルゼンチンの国境にある3500mほどのこの山には、明日観光で訪れることになっている。

 トルナドール山だよ、と教えてくれたガイドさんに、明日ツアーに参加することを伝えると、「明日も、もっと素晴らしい景色の連続だから、楽しみにしてくださいね」と言われ、期待が膨らんだ。

 教会は小高い丘の上にあるが、ガイドさんから丘の下にあるお店に集合してくださいと言われた。

 店に行くと、バラの製品尽くしの土産物と木彫りのまな板やおつまみプレートなどがおいてあった。

 ローズヒップのお茶がふるまわれ、それを飲みながらローズ入りのクリーム、ローズ入りのヨーグルト、ローズ入りのサルサ、ローズのジャムなどを見てまわった。ここでも、ローズ入りのクリームを買った袋を片手に、ローズ入りヨーグルトを食べている観光客を発見。おそらくセントバーナードと写真も撮ったに違いない。

 こうして数々のビューポイントを見てツアーは終了。それぞれに美しい景色の見える所で、いい内容のツアーだと思った。


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