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2006.02.28
リオのカーニバル2日目〜第6組目IMPERIO SERRANO
ブラジル:リオ・デ・ジャネイロ |
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第6組目はIMPERIO SERRANO。ガイドブックでは午前2時25分から遅くとも3時40分の開始になっているが、5組目が終了した休憩時間の今は、午前5時。もう時間など関係ない世界に入っている。さっきまで椅子の上に上がって踊り狂っていた隣の若者は、もうすっかりグロッキーな状態で、今にも帰りそうな雰囲気である。
さすがにこの時間になると、離れていた所に見えていた日本人の団体客も引き上げたりして、升席にもちらほら空き席が見えてきた。しかし、我々の前のグループとその両脇のブースは誰も帰らない。帰らないどころか益々元気に踊ったりしゃべったりしている。元気な人たちだ。
左隣は他のメンバーが帰ってしまって2人しか残っていないのに、御丁寧にブース入り口の扉を閉め切って他の人が入らないようにしている。その更に左隣のブースは6人の家族らしいが、起きているのは若い2人くらいで4人のおじいちゃんやおばあちゃんは座ったまま口を開けて眠っている。眠っているのなら場所を変わってくれー!と言いたいなぁ。
5時26分、6組目が見えてきた。歴史あるスクールなのだそうだが1982年以来、9位以上に上がることなく現在に至るという説明が書いてあった。今年のテーマは「神の統治」。ブラジル人にとっての宗教的な側面をサンバのテーマにしているということだ。
象の山車が出た時だった。左斜め前の升席の人達が帰る気配。そうですか、帰りますか。近寄っていって「ここ、入ってもいいですか?」と席の引継ぎの許可を取り、やっと一番前の場所を確保することができた。
一番前は山車を撮影するにはちょっと前すぎる嫌いがあるが、踊っている人とアイコンタクトを取れる距離ということでは素晴らしい。今まで良く見えなかった群舞のダンサーの表情がはっきりとよくわかる。疲れてヘロヘロになっている人もいれば、「さぁ僕を写して、写して」とポーズを取ってくる元気な人もいるし、もう陶酔しきってこの世の最高潮という顔で踊っているおばあちゃんもいる。
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