夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2006.04.04 
マドリッドでの宿探し

スペイン:マドリッド

 4月4日の午後2時半にブラジルから飛行機で飛んできて、宿にチェックインし、さぁヨーロッパだ!と周囲を散策して愕然。

 今までとは全く異なる物価なのだ。レストランのメニュー(定食)がEUR15〜(約2100円以上)、バールでイカリングフライなどのつまみがEUR4〜(約580円)くらい。日本で暮らしている物価感覚を思い出しても、ちと高いんじゃないのか?という気がした。今、ユーロ高だからねぇ。

 「地球の歩き方〜ヨーロッパ」に掲載されていた民宿のHostal de la Paromaはマドリッド中心部のソルSolという地下鉄駅まで徒歩3分で、マヨール広場までも徒歩3分という、まさにマドリッドど真ん中なロケーション。室内もきれいだし、家の人も感じがいい。しかし、旅が日常である我々にとっては、こんなに食費がかかる日々を黙って過ごすわけにはいかないのだ。

 到着して数時間、いや数十分の散策で、他の宿に移動を決意。マヨール広場にあるインフォメーションでキッチン付きのホステルの情報を仕入れて、今日中にまわれるだけまわってみることになった。

 マヨール広場のインフォメーションで、ホステルの名前と住所のリスト表をくれたので、インフォメーションのインターネット(無料、1人15分間まで)でキッチンの有無を調査。以外にもキッチンのないホステルが多く、キッチンの有無だけでかなりの候補が脱落していった。本来なら個室を望みたい所だが、キッチン付きのホステルの個室はEUR40〜50と一般のオスタルよりも高い。キッチン付きで食費を抑える分、宿泊費は少し割高でもいいかと、最終的にキッチンと個室のある2つのホステルに絞り込んだ。

 1つ目は、LOS AMIGOS "OPERA" という所。現在宿泊している所から徒歩で移動できるし、内部はとてもきれいに改装されている。ところが、個室も含め全て満室。というのもこの時期はイースターで、ヨーロッパ各地から学生が押し寄せてきているからということだった。ここの支店でやはり近くにあるLOS AMIGOS "SOL"に電話をしてくれた所、ドミトリーしかないが部屋はぎりぎり空いているようだとのことだった。

 早速見に行く。同じ内装デザイナーによるものらしく、全く同じようにきれいに改装されている。キッチンもとても広くてきれいだった。ここならドミトリーでもいいかもね。

 しかし、もう1件の候補があった。もしかしたらそちらの個室が空いているかもしれない。地下鉄で数駅離れたそのホステルは、今見てきた施設に比べると古びて狭くて、ドアを開けた瞬間「やめた」と思わせる雰囲気があった。幸いにも、こちらもイースターのため満室。断る言い訳を考える必要もなく、さっさとおさらばして、LOS AMIGOS "SOL"に戻った。

 ここのフロントのManoro君は高校生の頃、山口県に1年間交換留学生として滞在していたということで、何となく日本語ができる。「ああ、お帰りなさい」とのっけから日本語で言われて、親近感もすごくわいた。ここ、ここ、ここにしよう。マドリッド到着初日にして、明日ここに移動することにして、予約を入れた。

 宿に戻ってHostal de la Paromaの奥さんに理由を話す。「南米と比べると、レストランが高くってやっていけません。キッチンが必要なので、ホステルに移動することにしました」とめちゃくちゃにスペイン語の単語を並べて理解してもらった。「参考までにうかがうのだけど、キッチン付きのオスタルってどこにあるの?」と聞いてきたので、オスタルではなくホステルと言って、ホステルの説明をした。スペイン語だともっと別の言い方があって、「まさか自分の宿に宿泊する人が、そんなホステルのような所の方がいいといって移動するなんて」という驚きを必死に隠して微笑んでいる姿が印象的だった。

 奥さんにとっては、オスタルの方がホステルよりも格上だという認識があったのだろう。確かに、こちらのお宅の方が情緒があって素敵だった。短期でマドリッドを訪れて、毎回観光に出歩き、ご飯は外で楽しみたい人にはぴったりな宿だろう。ホステルと比べて値段も高いというほどではない。奥さんと話していて、自分たちの好む住環境が一般旅行者とかなり乖離してきていることを再認識するできごとだった。


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