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2006.04.24
ランチタイムのチュイルリー公園
フランス:パリ |
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和食の食材を買いに、パリ郊外の家から出てきた。我々の住んでいるのはゾーン4で、オペラまでは電車で20分。
東京でいうと吉祥寺に住んでいて、新宿に出るという感覚だ。我々の住んでいる所から、いわゆるパリ(ゾーン1)に行く電車のチケットを購入する時は、「パリ行き1枚ください」ということになる。千葉県出身の私は、子供の頃、母と東京のデパートなどに行く時に「今日は東京に行くんだ!」と言っていたのを思い出す。新宿とか日本橋じゃなくて「東京」と言っていたのが、今の「パリ行き」を聞くと思い出されるのだ。
せっかくパリに行くんだし、天気も良さそうだから、ついでにちょっと観光もしよう。パリのオペラに到着して地上に出ると、オペラ座が青空を背景に輝いている。
こんな日は公園に行ってみるのが正解。
オペラ座の前からドーンと続くオペラ通りAv. de l'Operaをずんずん歩いて行くと、様々な方面から道路が寄せ集まった広場に出る。
そのちょっと先の右手にチュイルリー公園がある。左手はルーブル美術館だ。
公園に入った途端、「そういえば、9年前の冬にここに来たことがある」と思い出す景色が広がっていた。
あの時はこの木立は全部葉が落ちて、空は鉛色、寒くて陰鬱な天気だった。だから美術館巡りとか、ナイトライフでキャバレー巡りとか、天気に関係ない所に力を入れて周った記憶がある。
今日見る公園は、全く別の顔をしていた。季節によってこんなに印象が異なるとは。
幾何学的に作られた庭園には桜の木もあり、日本人には嬉しい限りだ。周りを見渡すとパリ然とした立派な建物が周りを取り囲んでいる。
公園の真ん中には噴水があり、その周りには自由に使えるように椅子が用意されている。時刻は12時半、ちょうど昼時ということもあり、噴水の周りは、ランチボックスを広げる近隣のオフィスワーカーや、おしゃれな洋服でおしゃれなサラダをつついているアパレル店員さんや、午前のショッピングの疲れを癒そうと来たお姑さんとお嫁さん(若い女性がとても気を使っているので、実の親子じゃないなと思った)など、様々な人がいて、フランス在住者博覧会といった所。
我々も持参したお弁当をここで食べ、ついてに昼寝も。
池の左奥がルーブル美術館。 |
ぐるーっと池を取り囲んでいる。 |
さて、日本米と味噌でも買って帰りましょうか。
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