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2006.05.12
ラ・ヴィレットLa Villette見学
フランス:パリ |
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昨日の昼食が不満足!食後の散策中は、楽しくて気も紛れていたが、家に帰ってから沸々と悔しさがこみ上げてきた。
この私の様子を怖ろしげに観察していた夫が、「よし、明日リベンジに行こう」と提案してくれた。今度は、JCBプラザにある資料から「20ユーロ以下で食べられるお奨めのレストラン」というファイルから抜書きしてきた所にターゲットを定めた。
場所はオペラ。オペラ界隈で昼食を摂って、ラ・ヴィレットに向かうというのが今日の観光コース。ラ・ヴィレットLa
Villetteは、ミッテラン大統領が推進した「グラン・プロジェ(パリ大改造計画)」の一環として再開発された所というガイドブックの説明があり、フランス革命200記念の一環として元食肉処理場跡に建設された科学産業都市と書かれている説明をインターネットで見た。なにやらSFチックな響きの所らしい。
午前11時から1時間ほどかけて、お奨めの店を5軒くらい見てまわり、その中からサン・トノレ市場Place
du Marche St-Honoreの近くにあるブラッスリーに決定。サン・トノレ市場は市場といってもガラス張りの建物の中に洒落たショップが入っているショッピングモール。この建物の周りをぐるっと取り囲むようにレストランが並んでいる。JCBプラザでお奨めしている店もしていない店も含めて1軒ずつ吟味していったら、この店になった(詳しくは「本日の献立2006年05月12日昼」の写真をクリックしてご覧ください)。今日は本当に心から満足。下調べが大切です。
さて、おいしい昼食の後は地下鉄7号線に乗ってPorte de La Villeteへ。
駅から地上に出るなり、真っ赤なオブジェがお出迎えしてくれた。
この先にもう1つ。こういう真っ赤なオブジェが展示された箱根の森美術館みたいな所なのだろうか?
なおも先に進むと、こんどは左手に波形になった屋根のついた歩道が延々と続いている。屋根の下に設けられたベンチにゴミ箱がくいこんでいるのも、ありそうでないデザイン。
科学技術の普及を目的としていると、こういうデザインが考えられるということか、面白い。
やがて左手に科学博物館が見えてきて、その向こうに、空全体が映し出された、とてつもなく大きくてピカピカした球体が見えてきた。
直径36mの球体はジェオットと呼ばれる建物で、内部は足元から頭の上までスクリーンになっている映画館だそうだ。後で近くまでいってみることにする。
この先は運河でしきられている。ラ・ヴィレットの敷地は運河で囲まれているので、ここからボートも出ているのだった。団体観光客らしい人たちが、船にどんどん乗り込んでいった。
運河を越えた先は広い公園になっている。
森の中に鏡の板を立てたオブジェは、ルネ・マグリットの世界に入り込んだようで、とても気に入った。
幼稚園児が遊べる施設もあり、こちらもとても魅力的だったのだが、年齢制限が6歳までだったので、ちょっと入れなかった。
こうして公園の中を進むと、だだっ広い芝生のグラウンドのような所に出た。ここには、赤い家がいくつか点在していて、どれも斬新なデザインで、こんな家に住むのはどうだろうと考えながら歩くのは楽しい。
とうとう、公園の反対側の端までやってきた。ここから又折り返して家を見ながら戻る。
真ん中あたりまで戻ってきたので、芝生の上で休憩。いやー、疲れた、疲れた。
ちょっとだけ横になったら、二人ともその場で眠り込んでしまった。
そこから戻ると、さっき見た球体の反対側に出てきた。
残念ながら天気が曇ってきて、先ほどのようには光輝いていないが、それでも、こんなに広い面積の球体で空を映し出している物を作ってしまったフランスの奇想天外な企画には驚かされる。
科学博物館では、スターウォーズ展をやっていた。1階のショップでは、通常の科学系おもちゃの他に、ダースベーダーの衣装セットなどが売られており、お世話になった友人への土産物にどうだろうかと頭をよぎったが、いい大人の男性が、ダースベーダーの仮面かぶってマント付けて嬉しいはずがないよねぇ。とあきらめた。
ラ・ヴィレット。何の期待もせずに行ったので、球体を見ただけで満足。夫は赤い家の建築をいたく面白がっていた。
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