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2006.05.19
パリ歩きまくり(4)映画アメリAmelieの風景〜モンマルトルのカフェ
フランス:パリ |
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アメリAmelieというフランス映画がある。ちょっと風変わりな女の子アメリの物語なのだが、ストーリーというよりもファンタジックな映像で多くの人を魅了した映画だといわれている。そのアメリの映像の中に出てくるパリの風景を訪ねてみた。
アメリが働いていたという設定のカフェCAFE DES 2 MOULIN(カフェ・デ・デゥー・
ムーラン)は、地下鉄2号線のBlanche駅の地上に出て、右手の坂道を上がっていくと、道沿いの左側に実在する。そのまま行ってもいいのだが、折角だから一つ隣の駅、Pigalle駅で降りて、サクレクール寺院やモンマルトルの丘を散策して行こうと、Pigalle駅で下車した。
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地上に出て右手の坂を上がっていくと、サクレクール寺院のふもとにたどり着く。生地店、雑貨店、土産物屋とこちゃこちゃしたお店が並び、下町風かつツーリスティックな雰囲気があり、来るたびに「パリの浅草みたいだ」と思う。 |
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サクレクール寺院のふもとに到着。ここからは、階段でもあがれるし、左手にフニクラ(登山ケーブル)もある。
そんなに大変じゃない所なので、階段でも簡単に上がれる。
頂上に到着。パリの街を遠くまで見通すことができる。
今日はとても曇っているので、寒々しいが、団体、個人とたくさんの観光客が訪れ、この背景をバックに次々と写真を撮っている。
サクレクール寺院の内部は無料で見学できる。私たちが入った時は、これからミサが始まるためか、寺院内のカメラ撮影は一切禁止されていた。
入り口に係りのおじさんがいて、少しでもカメラを構えようとする人に対して「ノー・カメラ」と大きな声で注意する。中にはカメラを持っているだけで「ノー・カメラ」と言われてキョトンとしている人もいる。絶対に撮影を許さないという使命感に燃えている人だった。
サクレクール寺院を左に歩いて行くと、モンマルトルの丘で有名な、画家が集まる広場に出る。
この広場の周囲にはレストランが多く、後日知り合った夫妻とこの中の1つのレストランで夕食を共にすることになったが、観光地ということもあり雰囲気はとても良いが、味はそれなりの金額を出さないと(1人EUR25ほど)あまりおいしい物は食べられない。
ここでは似顔絵を書いてもらう人も多く、本人と絵がどのくらい似ているのかをひやかしながら歩くのが楽しい。また手頃な価格で油絵も買えて、小さな作品ながら美しいパリの路地を描いた物など、ちょっと魅かれるものもあった。荷物の多い私たちは何も買うことはできないが。
この広場を左手に見て、広場が区切れる所を右手に下っていく道。この道を下っていくと小さなブドウ畑がある。パリの中で唯一ワイン用のブドウを生産していると聞いている。このブドウ畑の向こうに、ピンク色で壁にツタのはった可愛らしい一軒家がある。ここがシャンソンで有名な、オー・ラパン・アジールAU
LAPAN AGILEだ。以前来たことがある。小さな店内で目の前で演奏が聴けるし、シャンソンを知らない人も拍手やちょっとしたフレーズを歌って参加できるようにしてくれる。ツーリスティックといえばそれまでだが、こうしたホスピタリティーのお陰で大変楽しい思いをした。また、来たいなぁ。
オー・ラパン・アジールが健在なのを確認して、元の広場に戻る。今度は広場を左手に通り過ぎてまっすぐに進む。道が途切れたら左手に下っていくと、R.
J. de maistreという大通りに出る。この通りへは何本かの道から行ける。いろいろ迷って歩いているうちに、ユトリロが描いた路地のような所を通ったりもできるので楽しい界隈だ。
この大通りはお店がぎっしりと並んでいて楽しい。ビストロの値段を確かめたり、総菜屋さんで美しいアントレを眺めたりしながら右手の方向に進んでいく。ルピック通りRue
Lepicとの交差点に来たら左折して坂を下っていく。賑やかな店が並ぶ中、右手に目的のカフェが見えてきた。あった、あった。
店内をのぞいてみると、奥に大きなアメリのポスターがはってある。中に入ってお茶することにした。
ポスターはこことカウンター内にも。
アメリ風なウェイトレスさんが働いている。 |
アメリの好きなクレーム・ブリュレは、メニューにも
太字で書かれてアピールされていた。 |
「あの」トイレ。一応男性と女性用にわかれている。
が、左の男性用は何と和式?? |
カフェ内のカウンター。映画のまま。 |
坂を降りきった所に地下鉄2号線のBlanche駅。右手にはキャバレーのムーラン・ルージュがある。
サイト
http://www.moulinrouge.fr/
下町っぽい風情が面白いモンマルトル散策だった。
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