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2006.06.24
パリ歩きまくり(8)
チュイルリー公園-ポンデザール-Gerard Mulot(ケーキ)
フランス:パリ |
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今日のパリ歩きまくりのポイントは、ルーブル美術館のガラスのピラミッド、木でできた橋のポンデザール、おいしいケーキで有名なジェラール・ミュロGerard Mulotの3つ。
出発地点はいつものようにオペラ座。地元を出るときはカンカン照りで熱いくらいだったのに、地下鉄を降りてオペラ座の前に出てきたら曇っていてがっかり。ノースリーブにスカートはいてきちゃったじゃないの。
天気が変わることを期待して、オペラ座大通りをチュイルリー公園に向かって歩いた。公園に到着するころには、何とポツリポツリと雨までやってきた。しかし、天気は憂鬱なのだが、公園にいる光景はまったりと週末気分。この風景にかなり心を救われる。
何の集まりなのだか不明だが、面白い格好をしているのでカメラを向けたらお尻を突き出してポーズを取ってくれた、ノリノリのバニーボーイ。
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ポニー乗馬教室に参加するアメリカ人の子供達は、神妙に出発の時を待っていた。 |
木陰に椅子を引っ張ってきて、雨をよけながらランチ。(お弁当の内容は「本日の献立2006年6月24日昼」の写真をクリックしてご覧ください)
しばらくルーブル美術館をながめていたが、雨もやんできたので出発。
チュイルリー公園の中央にある噴水からルーブル美術館の正面玄関にあるピラミッドまでは、一直線の道が通っていて、途中には立派な凱旋門がある。
ここに来ると誰もが写真を撮りたくなるようで、次から次へとポーズをとっている。ポーズの取り方、割り込みの仕方、それぞれの国のやり方があり、ムッとしたり、ちょっとした挨拶があったりして、実は見ていて面白い所だった。
この門を過ぎて車道を渡ると、目の前はルーブル美術館だ。ルーブル美術館というと、中に入ることばかりが目的で、今回のように外側をじっくりと見たことがなかった。
立派な建物なんですねぇ、ここは。しかもかなり大きい。だからルーブル美術館の展示物を1日で見てまわるのは疲れる。ピラミッドの周りの噴水では、足の裏をもみながら、疲れた顔の観光客がどっさり座っていた。
このピラミッドの先は、美術館がロの字になっている中庭なのだが、今は工事中で何もない。我々はピラミッドから右手に折れて、セーヌ川沿いの道に出て、今度は左手に向かって歩き始めた。
次の目的地はポンデザールPont des Arts。日本語に訳す「芸術橋」という意味になるだろうか。先日の夜のセーヌ川クルーズで通りかかった時に、橋の上で何かを展示しているのを見て、今日来てみようと思ったのだった。左手にルーブル美術館がまだ続いているが、すでに右手に橋が見えてきていた。
この橋は車が通らない木造の橋。6月から写真展が開かれているそうだ。
写真は、人物写真と様々なテクスチャーの写真(壁や木目や石など)を重ね合わせたアーティスティックな作品。アフリカ、ベトナム、グアテマラなど民族色が強く出た人物写真は印象的。
週末ということもあって、橋には大勢の人。
橋を渡った向こうにあるInstitute de Franceとこの木の橋だけ見てみると、パリとは思えない風景が面白い。
橋を渡って右折し、ヘアピンカーブのように左にくるっと曲がるとRue de Siene。今日の目的の3番目のケーキ屋さんがこの道沿いにあるので、このまままっすぐ歩いていくことにする。
この通りはアートギャラリーが多い。ルーブル美術館に近いせいだろうか。
絵画だけでなく彫刻のギャラリーもあった。写真のギャラリーは屋上に彫刻を2体置いている。パリを歩いていると、素敵なアンティークのお店がギャラリーが多く、アートが生活空間に身近に存在することを感じる。 |
この界隈にあったブティックなのだが、ウィンドウがアートしていてギャラリーみたいだった。牛のような木のような、先の方に小鳥もとまっている、そんな一つながりの布でできたオブジェは、店内で販売している洋服と同じ生地でできている。
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アートギャラリー通りを過ぎると、とたんに賑やかな所に出る。サン・ジェルマン大通りにさしかかる手前のレストランやカフェがたくさんある所だ。特に週末にはパリ在住の人もここでぶらぶらしているので、カフェに座って週末のパリ人をながめるのは楽しい。
しかし、今日の目的はこの先。サン・ジェルマン大通りを渡って更にずんずんと進むと、右手に目的のお店が見えてくる。ジャラール・ミュロGerard
Mulot。散歩で通りかかってショーウィンドウに飾られたケーキに一目ぼれ。今日はそのケーキを買って帰る。
このお店はパリに2店舗しかないのに、日本には7店舗もあり、知っている人も多いらしい。私は知らなかった。さて、どんなお味なのか?
ケーキを買ったら、とっとと帰りたい。ちょっと休憩した夫が「さて、もう少し歩けそうですけど」と言っているそばから、「何を言っているんすか!ケーキを買ったんですよ、ケーキを買ったってことはすぐに帰らなきゃいけないんです!」とまくしたてて、ピンクの箱を手に、意気揚々と家路を急いだ。
今日はお天気が今一つすぐれないパリだった。しかし、郊外の家は朝と同じくいい天気。庭で午後のお茶が、今日の締めくくり。とても手の込んだ宝石のように美しいケーキは、甘さ控えめの上品な味。終わりよければ全てよし、なのだ。(ケーキの詳しい写真は「本日の献立2006年6月24日夜」の写真をクリックしてご覧ください)
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