夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2006.05.28 
ロンドン旅(3)〜衛兵交代、ビッグベン、アフタヌーンティー

イギリス:ロンドン
本日の予定


バッキンガムパレス(衛兵交替11:30分から45分間)
ウエストミンスター、ビックベン、ロンドンアイあたりを散策
ランチのかわりに、どこかでアフタヌーンティ

 今日は、「ロンドンと言えば・・・」で思い浮かべるもの目白押し。

 友人の旦那様が車を出してくれて1日お付き合いしてくれるというので、お言葉に甘えて(甘えっぱなしなのだが)、車に乗り込んだ。

 車でのドライブは、町並みが見えて楽しい。ロンドンの郊外は、駅を中心に繁華街そして整然とした住宅地になっているのだが、その町並みがビシーっと揃っていて、また街路樹もどこも青々と繁っているので統一感があって美しい。私の友人は、とてもきちっとした人なんだけど、この景色と彼女の几帳面な性格が私の中で溶け合って、なるほどだからロンドンに住んでいるんだなぁと自然と納得できてくるのであった。

 町並みと性格ということから言えば、今の私はどこが似合っているんだろうと考えながら、車に揺られていた。

 ロンドンの中心地に入ってきた辺りで、旦那様から「この辺りに運河があるんでちょっと寄ってみましょう」と提案された。喜んで。

 やがて車道に沿って運河が走っているところにやってきた。

 車を降りてみると、運河に降りる階段があり、運河に浮かべられた小船では、今起きてきましたぁという感じの水上生活者の姿が見られた。

 ここはイズリントンIslingtonという地域で、地下鉄の駅ではヴィクトリア線VictoriaのHighbury&Islington駅が近いと思われる。運河の名はリージェント運河。リージェント運河は地下鉄のノーザン線Nothernのカムデン・タウンCamden Town駅から行けるのが有名らしいが、ここの運河も運河沿いに遊歩道があり、気持ちの良い風景となっていた。

 運河沿いに少し歩くと、はね橋があり、その先には洒落たガラス張りのマンションが建っていた。

 後で調べてわかったのだが、ここイズリントンは、以前はあまりガラの良くない地域だったのだが、近年になって業界人やシティーのお金持ちビジネスマンやアーティストが移り住むようになって、洒落たバーやブティックが開くようになった地域なのだそうだ。ロンドンで言えばノッティング・ヒル、アメリカ西海岸で言えばベニス・ビーチのような感覚である。

 今回は運河を見て楽しんだが、次回は町を歩くのも面白そうだ。連れてきてもらわなかったら、知りようのない所。調べようのない所。本当にありがたい。

 さて、運河見学を終えると、いよいよロンドン中心地に入る。シティーを抜けるともうバッキンガム宮殿まではすぐだった。11時半から始まるという衛兵の交代だったが、車を停めて宮殿に向かって歩いていると、わき道から宮殿に向かう交代の衛兵の行進に遭遇。というより、衛兵の後姿に遭遇。あらあら。この人たちを前から撮影したいという思いと共に我々は、友人夫妻を置いて一気に走り始めた。

 結構、歩くの速いんです、あの人たち。何とか、追いついて、衛兵たちの姿をとらえることに成功。おもちゃの兵隊さんみたいで、可愛らしい。


 やがて目の前にバッキンガム宮殿が見えてきた。

 私たちが追いかけてきた衛兵はモニュメントの右手に回り込み、左手から来た別の部隊と、宮殿の右側の門で合流して、ザーッと門の中から宮殿敷地内に吸い込まれていった。時刻は11時半少し前。時間通りに11時半から交代の儀式が始まるようだ。



 ここから先は、宮殿の正面玄関のフェンスの前に5重6重の人垣ができていて、一体中で何をやっているのかを見ることは全くできなかった。

 ここに至って、「そう言えば友達は?」と振り返ると、ゆっくりと歩いてきた夫妻がニコヤカに微笑みながら手を振っているのが見えた。近づくと、「一応、心配だから渡しておくね」と携帯電話を手渡されてしまった。スミマセン。とにかく人がいっぱいだから、迷子にならないようにしなくっちゃね。

 宮殿の敷地内では交代の儀式が行われているようで、声だけは聞こえてくる。やがて音楽隊がムードミュージックのような音楽を奏で始め、門の中に消えてから約45分後の12時13分、任務を終えた兵隊達が出てきた。今度は落ち着いて、目の前を行く兵隊さんを見学。フサフサした帽子、触ってみたい衝動をぐっと抑えながら。


 今回の見学で、「衛兵の交代見学」の見たいシーン別ポイントをつかんだので、まとめておく。

・もし衛兵の姿を間近で見たいなら、12時過ぎに宮殿を背にして立ったときにモニュメントの右側にいるようにすべき。そのためには11時半ごろには宮殿前にいる必要がある。
・衛兵の交代の儀式を最前列で見たいなら、宮殿前のフェンスに10時半にいる必要がある。
・衛兵の姿をバッキンガム宮殿を背景にカメラにおさめたいのなら、宮殿前のモニュメントの宮殿側の階段にいる必要がある。ここが何時に埋まってしまうかはちょっと不明なのだが、10時半にいれば大丈夫だとは思うが。

 以上、衛兵の交代見学ポイントでした。

 車に戻って、三越近くに駐車して、三越でトイレ休憩をかねてウィンドウショッピング、そして隣のカフェで休憩した後、今度はウエストミンスター寺院の近くに車を停めた。

 ここからゴシック建築のウエストミンスター寺院、そしてネオ・ゴシック建築の国会議事堂(ビッグベン)と、壮麗な建物が立て続けに現れてくる。
 これらの建物は、旅行パンフレットや様々なところで目にしているので、自分では見慣れていると思っていた。しかし、実際に見てみると細かい装飾がたくさん施されて、イメージしていたよりもずっと美しい。刷り込まれた思い込みなんてのは、本当にあてにならない。特にビッグベンなんていうのは、頭の中では茶色っぽい角柱の上の方に時計がついているやつ、という貧困なイメージしかなかったが、近寄って見た時のディテールの美しさ!これに驚いた。

 ビッグベンの左側にある橋でテムズ川を渡ると、左手にロンドンアイと呼ばれる大きな観覧車が見えてくる。これもロンドンの名所の一つだ。

 一つのカプセルの定員が25人ということから、この大きさが推測できるかと思うが、1周30分かけて、空の上からロンドンを見ることができるというので人気があるそうだ。真下まで行ってみたが、確かにチケット売り場には行列ができていて、その人気振りを物語っていた。

 友人夫妻に「乗ったことある?」と聞いたら、答えは「No」だった。というのも、ヒースローから飛行機に乗ると、大抵はこのテムズ川の上空を飛行するために、ロンドンアイよりも高い所からロンドン見物ができてしまうのだというのだ。今回はユーロスターでロンドン入りした我々だが、次回は飛行機で来るというのもいい。

 時刻は午後2時半。今朝はたっぷりのイングリッシュ・ブレックファストを用意してもらったので、この時間になってようやく空腹になった。丁度いい時間。友人が調べておいてくれた、アフタヌーンティーのできるカフェはノッティングヒルにある。車に戻ってドライブしたら、丁度いい時間に到着するだろう。

 ノッティング・ヒルは、店のある通りを1本入ると、閑静な住宅街になっている所だった。

 その一角に友人がリサーチしておいてくれたティー・パレスというカフェがあり、そこでアフタヌーンティーをすることになった。

 ゆっくりとお茶を楽しみ、お腹もいっぱいになったので、腹ごなしに近辺を散策して、本日の観光は終了。天気も持ち直してきたみたいだし、だんだんいい感じになってきた。

 夜はお腹がいっぱいだからいらないわ・・・などといっていたのに、旦那様の料理を見て急に食欲がわいてきてしまった私達。終わってみれば、今日もグルメな1日だった(詳細は「本日の献立2006年5月28日」を参照)。




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