 |
|
 |
 |
2006.07.10
コンサート(3)モーツァルト in Wiener Musikverein(楽友協会)
| オーストリア:ウィーン |
 |
ウィーンで私が一番行ってみたかった所はウィーン楽友協会。毎年新年に行われるウィーンのニューイヤーコンサートの会場だ。私が子供の頃は現地で1月1日に行われたコンサートの模様は1月3日にNHKで放映されていた。今ではオンタイムで見ることができるので、子供の頃よりも臨場感を持って見る事ができるが、それでもテレビで見る度に「いつの日か、私もこれを会場でみたい」という野望に燃える。こんな日本人は私だけではないだろう。いや、世界中に同じ考えを持った人がごまんといることだろう。
ニューイヤーコンサートのチケットは前の年の1月中にくじびき申し込みがあり、当選した人のみにチケットを購入できるチャンスがあるというシステムになっているようだ。当然2007年新春のコンサートくじびきは今年の1月に終了していて、今狙うなら2008年新春の分を来年の1月に申し込むのが一番早い。はー、気が遠くなる。
まぁニューイヤーコンサートはまだまだ先の夢にとっておくとして、せっかくウィーンに来たのだから、せめて何かしらのコンサートを楽友協会で聞いて帰りたいじゃないですか。こんな世界中の観光客の期待に応えて「ついでに収入を得てしまおう!」という企画が楽友協会にある。
それがウィーンモーツァルトコンサートWiener Mozart Konzerteだ。楽友協会でモーツァルトの時代の衣装に身を包んだオーケストラが、モーツァルトの曲ばかりを演奏するコンサートで、ウィーンに来て初めて行ったヨハン・シュトラウスとモーツァルトのコンサートと同様、観光客にむけて、ウィーンにある素敵なコンサートホールや宮殿のコンサートサロンを利用して気軽にコンサートを楽しめる企画の一つだから、演奏のレベルは期待できない。
最初のコンサートでかなりがっかりしたので、「同様のコンサートにはもう行かないぞ」と思っていたが、楽友協会のスケジュールを見る限り、私たちの滞在中はこのコンサートしかない。
仕方がないので、町をふらついているモーツァルトに声をかけてコンサートチケットを購入することにした。チケット売りのモーツァルトはオペラ座周辺でよく見かける。
とにもかくにも楽友協会。文句を言いながらもウッキウキになる私たちであった。
ウィーンの夏は日が長い。午後7時45分だけれど、まだ夕方の雰囲気。まずは会場の撮影から。
会場に一歩入ると、ロビーの天井がゴージャス。
会場内は期待に胸を膨らませた観光客がたくさんいるので、ここでパチパチと気兼ねなく写真が撮れるのがいい。
もちろん日本人の姿も多く見られたが、韓国人も多かった。
日本人の特徴としてはお洒落。皆、このままニューイヤーコンサートに来ても恥ずかしくない程着飾っていて、お金持ち日本人の様相を呈していた。この中じゃぁ、私たちは日本人には見えないだろう。
一方の韓国人で特徴的だったのは、男性が物凄い望遠レンズ付きのカメラを持っていること。プロのカメラマンが持っているような奴だ。格好は割りとラフ。
で、会場はどんなんだろうと見て周った。正面から撮影すると黄金ホールと言われる所以がよーくわかる金色に輝いて見える。実際はこんなに全体が金色に見えるわけではないのだが、ここから撮影すると金色になるようだ。

席は会場右手のボックス席の一列目。ここでEUR59。観光地値段だから安くはない。
会場は思ったほど広くはないので、ここの席でもかなりよくステージが見える。
午後8時15分、コンサートがスタート。指揮者から楽器演奏者まで、皆モーツァルトのような格好をしている。第一バイオリンの位置にいる女性2人は小柄な女性なのだが、彼女たちまでモーツァルトの格好をしているのがおかしい。
数曲演奏すると、歌手が出てきてアリアを歌う。こちらの衣装も雰囲気がある。しかし、ここで気づいたのだが、モーツァルトのアリアというのはとても難しいのだ。パパゲーノの歌にしろ、フィガロの結婚のアリアにしろ、聞いているこっちはジェットコースターみたいで面白いのだが、歌っている方は苦しそうだ。ふーむ、難しいんだねぇ。
モーツァルトコンサートとはいえ、最後は「美しき青きドナウ」と「ラデツキーマーチ」。美しき青きドナウはとてもテンポが速く、1拍子2拍子3拍子の間隔も一緒。全然ワルツっぽくなかったなぁ。一応演奏してるって風で、情緒はなかった。
聞いたことのある名曲揃いだし、入れ替わり立ち代り衣装を変えて歌手が出てくるし、観光客相手なので写真は撮り放題。チケットも面倒なくすぐに取れる。そうやって割り切って考えれば結構楽しい催しではある。と自分を納得させた。
|
|
|
|