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2006.09.05 Vol.2
歩いたらやっぱりビールでしょう、とビアガーデンへ
オーストリア:ウィーン |
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いやー、今日はよく歩いた。日ごろの運動不足はすっかり解消。こんなに歩いたらビールが飲みたくなったねぇ。
モニカは社内の試験が迫っているので勉強しなきゃ、と帰っていったので、日本人4人でウィーン市内のビアガーデンになだれ込むことにした。
彼女達のお勧めは、「本日の献立2006年9月5日夜」でも紹介した、マリアヒルファーシュトラッセMariahilfer strasseと平行して走るジーベンシュテルンガッセSiebenstern
gasse 沿いにある、その名もジーベンシュテルン・ブラウヴィルツハウスSiebenstern-Brauwirtshaus。
同じ通りにはビールを飲ませる店が何軒か並んでいるが、ここの店は看板もわかり辛く、通りがかりでちょっと入ってみようっていう所にあるわけでもない。つまり、ツーリストには行きにくい場所にある。やはり住んでいる人の情報は一味ちがいますねぇ。ありがたや、ありがたや。
このわかりにく入り口を入ると、玄関ホールがあり、階段を数段下りて、店内に入っていくようになっていた。
店内のカウンターの中には銅製のビール醸造樽があり、もう見るからに地ビール出していますという感じが漂っている。
で、この店内を抜けると中庭になっていて、まさにビアガーデン。日本でビアガーデンと言えば、ビルの屋上とか、道路に張り出したオープンカフェでビールを飲むことが多く、そうか、ビアガーデンって庭で飲むからビアガーデンなんだよなぁと改めて思い出させてくれる光景が目の前に広がっていた。
お客は会社帰りのサラリーマン、サラリーウーマンが多く、背広やスーツに身を包んでいるものの、就業後のリラックスした笑顔でわいわいと楽しげ。こんな風景は日本と似ている。それにしても、周りの人々の旺盛な食欲に驚いた。分厚いパンにたっぷりにんにくとチーズの載ったガーリックトースト、木琴かと思うくらいボリュームのあるスベアリブ、山盛りのフライドポテトなどが、次々と各テーブルに運ばれて、みんなバクバクと食べている。
今まで、ウィーンの市庁舎前の仮設レストランの前は何度も通りがかったが、皆飲み物ばかり飲んで、食べ物をこんなに大量に食べているといなかった。あそこは旅行者が集まるツーリスティックな所だから、旅費もかかっちゃったし、こんな割高な所で食べるのは嫌だなぁ、雰囲気だけって感じで、本気で食べていなかったのだと知った。
ここは地元。普通、みんなこういう所でがっつり食べているってわけだ。安いといっても市庁舎前のツーリスティックな出張レストランに比べて安いだけで、アジアや南米と比べたら決して安くはないが(未だに南米の物価で考える習慣が抜けない)。
私たちは吟味に吟味を重ね、EUR3.5(=US$4.48)で大量にくるので、メニューの中で最もコストパフォーマンスがいいだろうとじゃがいも料理を2皿注文した。EUR3.5のじゃがいもは、フライドポテトなのか、炒め揚げなのか、マッシュなのか、茹でなのか。さすがにジャガイモ大国。様々な料理の仕方を選べる。友人お勧めのブラッテン・カルトッフェルンを注文。じゃがいもを多めの油で炒め揚げしたもので、サザンアイランドとケチャップがついてくる。
ビールもそこで作っているのだけで多数種類があってかなり迷うが、友人の勧めでHANFという種類を飲むことにした。
嫌味のないソフトな甘い香りのするビールは女性向。口に含んだときの柔らかい感覚、これが地ビールのおいしさなんだろうな。
え?そんな内容、全部「本日の献立」に書いてあるでしょ、って?そうなんです。しかし、旨かったので、もう一回スケッチで書いちゃいました。
運動した後のビールって、本当においしい。ウィーンにいる間に1度でもこういう経験をさせてくれた友人に感謝の夜だった。
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