夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2006.10.19
グランバザール〜ガラタ橋〜ブルーモスク

トルコ:イスタンブール
 イスタンブール到着4日目にして、やっと晴れそうな天気。。

 さぁ、観光しよう!

 まずは旧市街にあるグランバザールに向かった。グランバザールは様々な店が集まった昔ながらのショッピングモールである。

 入り口は狭い商店街の奥にあり、開放的なイメージを持っていたバザールへの入り口が意外に閉鎖的なのに驚いた。



 しかし、一度中に入ると、広い!しかも現代のバザールとあって、天井から液晶画面で映像が流れていたりした。

 総合案内板(これは古くさい看板に書かれていた)を見ると、貴金属部門、食器部門、ジーンズ部門、絨毯部門など、扱っている商品によって、ある程度集まっているようだった。

 手持ちの荷物を増やせない私たちにとっては、買えるものは食料品のみ。で、案内板を見ただけで、ここで必要なものは何一つないことはわかったのだが、それでもこの品物の量に圧倒されながらひやかすのは楽しそうなので、歩いてみることにした。

 とにかく行けども行けども店がぎっしりと並び、店の中には品物がぎっしりとならんでいる。
 しかも置いている商品が店ごとに変わらず、仕入れ元が全部一緒でしょう?って感じの商品ばかりなのだ。つまりバザールの中で商品がかぶりっぱなしなのである。よく成り立っていっているなぁというのが正直な感想である。

 トルコ石の入ったシルバーのピアスが欲しいなぁという想定のもと、お店の人と話をしてみると、この瞬間に売らなければという必死の売り込み。そりゃそうでしょうね。値段を比較したってたいした差はない商品だし、今売らなければ、後で戻ってきてもらうってのが難しいくらい、ここは迷路みたいに複雑で同じような店がいっぱいあるのだ。

 興味を引いたのは陶器。鮮やかな色合いとアラビックな模様。陶磁器に比べると少し軽めで日常で使ったら楽しそうな器がたくさんあった。一番持ち歩きできそうもないアイテムなので買えないなぁ。

 バザールを出た所で商品の上に座っている猫を発見。

 空もだんだん青くなってきている。

 グランバザールを出たら、ボスポラス海峡にかかるガラタ橋に向かって歩こう。

 グランバザールから海峡に向かっては、どの道を通ってもどんどんと坂を下っていくことになる。

 適当に下り坂を探してはクネクネと下っていくと、問屋街のような所に出た。さきほどのグランバザールが観光客向けの土産物市だとしたら、こちらは庶民の衣料品や雑貨を扱っている店が多かった。

 この先が海峡だ。

 海峡にかかるのがガラタ橋。こちら側が旧市街、あちら側が新市街になる。新市街にそびえているのがガラタ塔で現在は焼失後に再建された14世紀以降のものだそうだ。

 首都の海にしてはボスポラス海峡の水は美しいと思った。フェリーが蹴り上げる水面は、青い空のもと、エメラルドグリーンに輝く。かもめが旋回する下の防波堤には、幾人もの釣り人が釣り糸を垂れている。足元をのぞくと首を折った魚が何匹も入っていた。

 防波堤はフェリーの乗降客で賑わう場所でもある。ここから新市街と右手にあるアジア側を結ぶフェリーがたくさん行き来しているのだ。

 ここでの名物とされている鯖サンド(2006年10月19日昼参照)を頬張りながら、潮風にあたって、イスタンブール初めての晴天を眺めた。

 さて、ここからはトラム(路面電車)に乗って左手方向に行く。トラムは途中で大きく右に旋回し、やがてブルーモスクのあるスルタンアハメット駅に到着。


ブルーモスクの向かいにあるアヤソフィア博物館。
ギリシャ正教として建てられたものの、のちにイスラムのジャミィに
なった建物。

ブルーモスク。朝の時間帯は逆光で、しかも翌日撮影したので
ちょっと曇り。あしからず。
 正式名称はスルタンアフメッド・ジャミィというそうだが、ブルーモスクという愛称がまかり通っている。

 イスタンブールには、こうしたドームのある建物の周りを塔が取り囲んでいるモスクが驚くほどたくさんある。

 一日5回、これらのモスクからアザーンと呼ばれるお祈りの開始を告げる放送が大音響で流れる。

 アザーンを耳にすると、このブルーモスクで見た光景が思い出されるのである。


 ブルーモスクの内部は誰も入ることができる。ただしイスラム教徒の入り口と観光客の入り口は別。観光客用の入り口で靴を脱いで用意してある袋に入れて手に持ち、女性は布を借りて頭を覆う。


 中は広い体育館のようになっている。

 観光客が入るエリアとお祈りする人のエリアは柵で仕切られていた。この時期、観光客エリアは大混雑していて、お祈りしている人の数を勝っていた。

 お祈りのエリアは、意外に空いていて、熱心にお祈りする若者達の後ろの方で長老のような老人が話しこんでいる姿が印象に残った。このモスクの内部を取り巻くようにぶらさがっている照明、これも面白い。因みにきっちりと区切られた絨毯は一人分のサイズになっているそうで、この中に納まってお祈りするのだそうだ。ここにズラーっと人が納まってお祈りしている姿は、さぞや壮観だろう。

 ブルーモスクの脇の道には仮設のレストランがずらりと並んでいた。

 今はラマダン、断食の時期。日の出から日没までは物を口にしてはいけない、飲料を飲んでもいけない、敬虔な信者になると唾も道路にはき捨てている。

 で、日没後、午後6時半になると一斉に断食解除となり、人々は物凄い食欲で一日の飢えを癒すのだ。午後3時のブルーモスク周辺は、すでに日没後の営業に向けて準備が進められていた。通常の店では見ることのできない、巨大サイズのドナー・ケバブには地元のトルコ人少年もびっくりして足を止めていた。こんな巨大ケバブが並ぶ表参道も、またラマダン時期の風物詩だろう。

 食堂が並ぶ通りの端っこには、こんなトルコおやじの生ジュース屋ブースも出ていた。

 今はざくろが旬らしく、絞りたてのざくろジュースを出している。旬だけにお値段は他のオレンジTRY2に対してTRY3とちょっと割高。でもざくろの生ジュースなんて飲んだことがないので、試してみた。スッパーイ!でもビタミンCがたっぷり入っていそうだ。スッパーイを繰り返しながら飲んでいたら、トルコオヤジは半分ほど残ったざくろジュースにオレンジジュースをナミナミと注ぎいれてくれた。これはサービス。嬉しいねぇ。

 こんな風にしてトルコ観光初日を終了。見所は歩ける範囲内におさまっているので、気軽に観光できるサイズの街だということがわかった。



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