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2006.11.08
ギョレメパノラマ直下の巨石の中を歩くコース
トルコ:ギョレメ |
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昨日ギョレメパノラマから見た直下の巨石にどうしてもたどり着きたい。地図でいうと緑のコースだ。
ギョレメ村の中心部にあるバスターミナルに立ち、レンタルバイク屋の方角を見ると、川のある通りになっている。バスターミナルを背にして、この川沿いの左側の道をまーっすぐに歩いて行くと行けそうだった。
川沿いの道の途中から右に折れて適当に歩いていると、早くも巨大な岩がニョキニョキしている所に出くわす。下の写真の赤丸で囲んだ部分が岩の足元に立っている夫。とにかく、わはははと笑える大きさなのだ。
この辺りを道なりに進んで行くと、左手に洞窟教会のある場所に出くわし、洞窟教会の左脇の階段を登って岩の向こう側に抜けると、洞窟の家と畑の広がる民家の敷地のような所に出てしまった。迷った。これは違う。
とりあえず民家を横切って、その先にある道路に出ようとしていたら、民家の2階からおばはんが出てきて、物凄い大きな声で話しかけてきた。私たちの距離は200mはあろうか?「おーい、日本人ーーー!」
「何ですかー?」
「家に来てお茶でも飲んで行きませんかー?」
ちょっと魅力的な申し出だったが、目的地に到達もしていないし、とりあえずお断りすると
「家には日本のテレビ局が取材に来たこともあるのよー!部屋を見せるわよー!」
と叫んできた。し、しかし・・・。残念ながらお断りして先に進むことにした。ちょっと残念。
右側の岩山が家になっていて、2階のベランダからおばはんが
出てきて叫んでいた。 |
左の岩山家を撮影して振り返ると
岩山をくり貫いた車庫に現代的な
車が駐車されている。 |
民家を抜けて歩いていたら、結局川沿いの道に戻ってきてしまった。もう一回やり直し。今度は川沿いの道をもっと先まで歩いていく。
しばらくすると道は二股に分かれる所に来た。そうだ、きっとここだ。
ここを右手に進むと、昨日訪れたギョレメパノラマの直下に出て、左手に進むとピジョンバレーという別のもっと長い渓谷につながっているに違いない。
ということで右手に進んでいくと、果たして昨日上から見下ろしていた岩のふもとに出ることができた。
期待以上にでかい。今までにも大きな岩はカッパドキアで見てきたが
それらの岩がお互いにこんな近くに存在する場所は初めて見た。
上の写真の場所は、大きな岩が円を描くように立っているので、真ん中に立つと、巨人に囲まれた小人の気分になる。
この先には洞窟住居跡もあり、このコースは思いの外楽しかった。
このコースに入ってから30分ほどゆっくりと散策して先に進んだ所で振り返ると、遠くにローズバレーの見える風景。
やがて、前方にギョレメパノラマを形成するうねった岩の足元が迫り、その岩を超えると、その先はもう行き止まりという所まで到達。
そう、ギョレメの観光案内所の人が敢えてこのコースを勧めないのは、あまりに短いからという理由からだった。確かにここまで到達してギョレメ村まで戻ったら1時間の散策で終了してしまう。
しかし、巨大な岩同士が近い距離で立っているという面白さでは、周った中ではここが一番だった。私たちのようにギョレメ村から1時間の散策としてここに来るのも一つの方法だし、あるいはここまで来てピジョンバレーとの分岐点まで戻って、残りはピジョンバレーをトレッキングすれば、そちらはかなり長いトレッキングコースなので1日楽しめる。いずれにせよ、このポイントは私のお気に入りである。
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