ホテル名 |
マヨカ・ヴィレッジ Mayoka Village |
場所 |
ンカタ・ベイの村から徒歩20分くらい。大きな荷物を背負ってだともっと時間がかかるだろう。村のミニバスターミナルに客引きが来ていることもある。
村から宿は半島を一つ隔てているので、村のフェリー乗り場から湖を宿のボートで迎えに来てもらうサービスも事前に連絡しておけば可能だろうが、ミニバスでムズズから到着する場合に時間を確定するのが難しい上、このサービスはMK600(=US$4.20)かかるので一人だと割高。 |
宿泊費 |
キャンピング MK450(=US$3.14)
ドミトリー MK600(=US$4.20)
シングル・シャレー MK1250(=US$8.74)
ダブル/ツイン・シャレー MK1150(=US$8.04)
トリプル/クアドラプル・シャレー MK950(=US$6.64)
(ここまで共同トイレ・シャワー)
シャワー・トイレ付きシャレー MK2100(=US$14.69)
※全て一人一泊の値段。付加価値税VATを含む。 |
設備等 |
湖の岸辺の斜面に様々な機能のシャレーが建てられて点在している。湖に向かって最左手にレストラン・バーのシャレー、そこから点在する宿泊施設の真ん中辺りの湖近くに共同シャワー・トイレが一つ、湖から斜面を上がった所にもう一組のシャワー・トイレがある。上のシャワーはお湯が出る。
湖の岸辺近くの浜にはビーチベッドが点々と置かれている。遊具としてはトランポリン、シュノーケリングマスクとノズルとフィン、木彫りのボート、スヌーカー台、カードやゲームもあった気がする。
室内はベッドと洋服を入れる箪笥、ベッドサイドテーブル、私たちのシャレーにはソファーとセンターテーブル、テラスに椅子とセンターテーブルがあった。室内に電源はあるが電気は夕方6時から夜11時までしか使えない(レストランのある棟は一日中使えるようだ)。 |
風通しと
採光 |
壁と屋根の間に隙間が開いていて、窓は網戸だけでガラスははまっていないので、風通しがいいとか悪いというより吹きっさらし状態。この時期は夜気温が下がり風も強かったので、カーテンを洗濯ばさみでとめて風が入りにくくした程。日はテラスがあるので直射日光が部屋に入らないようになっているが明るい。 |
日本人で長期海外旅行されているタビフーフさんが宿泊していて、ロンリープラネットにも書かれており、直前に出会った白人旅行者の評判もよかったので、他の宿を見ることなくここに決定した。
場所は村から離れているので行くのは大変かもしれない。私たちの場合は、村に到着した途端に、乗って来たミニバスに宿の客引きが乗り込んできてそのまま宿に無料で連れて行ってくれたのでとても助かった。宿を出る時はフェリーに乗ることもあり、宿のボートでフェリー乗り場までMK600で送ってもらうサービスを利用。他にフェリーに乗るカップルがいたので乗り合いになり、我が家の負担はMK300になったのでお得だった。
この宿を含めてンカタ・ベイの魅力についてスケッチで書いてみたので参照してもらいたいのだが(Sketch「ンカタ・ベイは何故人気?」)、滞在するには素晴らしいロケーションで、岸辺に点在するハットやそれをつなぐ道の雰囲気や、そこかしこに置いてあるビーチベッド、ハットの内装などの雰囲気がアフリカらしいアイテムを使いながらもヨーロピアンのセンスが入っていて、とてもシャレている。
スタッフは明るくフレンドリーで、「こうのひとし」を名乗るスタッフはこの地方に伝わる子供の遊びを教えてくれたりして楽しかった。「こうのひとし」は話をするにはエンターテイメントっ気たっぷりで楽しいが、実務的な要求に対してはルーズ。実務的な事に関してはルカが約束をきっちり守ってくれる。
収容人数が多い割りには共同のシャワーとトイレが2組しかないので、夕方は湖から上がってシャワーを浴びたい人で込み合い3人待ちなどになるので、その辺りは時間帯を気をつけるべきだろう。湖に近いシャワーは水のみ、丘に上がった方のシャワーは一番風呂なら熱い湯が豊富に出て気持ちいいが、これも大勢が浴びると薪で焚いた湯が枯渇して温くなる(水量はかわらない。水温が下がる)ので注意が必要だ。それ以外は、広々として清潔で水はけの良い好条件だ。
レストランは欧米系のメニュー(ハーブの利いたオムレツやステーキやイングリッシュブレックファストなど)が豊富にあり、欧米人の若者にはすこぶる評判がいい。私たちも朝食を頼んでみたが、確かにマラウィの地元のレストランでは出せない朝食でボリュームも多いので満足感が高い。ただし、お値段もそれなりにして、イングリッシュブレックファストとオムレツの朝食セットとコーヒー・紅茶でUS$9以上になった。残念ながら自炊設備がないので、村のレストランまで赴いたりスーパーで買ったものでサンドイッチにしたりと工夫していたが、自炊派の私たちとしては食生活全体を考えると、そんなに長居はできない宿である。
2〜3泊するして、湖を楽しみ、今時の欧米の若者と遊べるという意味では楽しく心地よい宿だった。
最後に、この宿で最初に起きた出来事を記しておく。
予約をしないで客引きにそのまま連れて行かれたために、最初はドミトリーは満室、安い部屋も予約で一杯でMK2800(=US$19.58)の部屋しかないと言われてびっくり。銀行のないンカタ・ベイに備えて予算を組んで必要な現金しか持っていなかったのに、しょっぱなから計画が大幅に崩れそうになったからだ。しかし、明日チェックアウトするという白人女性を見つけて、マネージャーのルカに翌日彼女たちのシャレーMK1260(一部屋)に移らせてもらいたいということで話を進めることができた。ところが、急に3人組の客が入り、私たちの部屋が必要となり、私たちは別のシャレーに移動することになった。部屋を移動したりしたお詫びにと、一部屋MK1200で滞在中は湖が目の前にあるシャレーを使わせてくれることになった。まぁ、結果としてよかったのだが、最初に訪れた時に部屋はないと言われたのに、なぜ急にもっと安いシャレーに移動することができたのか。部屋は空いていたのに高い部屋に入れようとしたのか?という疑問はちょっと残る。また、白人女性は二人部屋なのに一部屋MK1260だと言っていた。料金表にはそんな部屋が存在するとは書かれていない。その後に本来は一人MK1150するはずのシャレーに一人MK600で入れてくれたのは、私たちとしてはよかったが、なーんだか部屋の価格設定がルーズな感じがするなぁ。高い値段を言われたら、他の宿泊客にそれとなく宿泊料金を聞いて、自分の値段が不当ならば交渉する余地はあるかもしれない。
※2007年06月25日現在の換算レートUS$1= MK143。 |