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バラナシ(Varanasi)→コルカタ(Kolkata)
2007.12.01-02 |
インド国内移動 |
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移動内容 |
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12/01
15:30-15:50 |
宿からゴードリヤー交差点近くのタクシーまで徒歩で移動 |
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15:50-16:20 |
ゴードリヤー交差点からバラナシ駅までタクシーで移動
タクシー運賃 Rs200(=US$5.03) by 現金 |
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16:20-18:10 |
駅で待機。 |
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18:10-
12/02
08:22 |
バラナシからコルカタまで列車で移動
列車運賃 Rs831(=US$20.93)/人 by 現金
※A/C1st 3Tier Class(エアコン付き3段ベッド1等クラス)
※チケットの手配はバラナシの代理店に依頼。表示運賃は運賃のみ。これに加えて1チケットにつきRs50の手数料を支払った。 |
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08:22-09:08 |
コルカタの駅で朝食 |
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09:08-09:30 |
コルカタ駅からサダル・ストリートの宿タイムスターホテルにプリペイドタクシーで移動
タクシー運賃 Rs65(=US$1.64)/人 by 現金
※別途スーツケース1つにつき荷物チャージRs10を支払った。 |
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※2007.11.26現在US$1 = Rs39.71で計算。Rsはインド・ルピー。 |
コルカタ行きのチケットは11月の19日に他のチケットと共に購入しておいた。
10月から12月にかけては大きなお祭りが続いてあるようで、外国に出稼ぎに行っている人や大都市で働いている人が帰郷する日本のお盆の状態になっているようだ。だから、10月中は大都市から中小都市に向かう列車が混雑して、12月になると故郷から仕事場に戻る、つまり中小都市から大都市への大移動が起こっているらしい。ということで、この時期の列車の手配は早めに行った方がいいという判断で10日以上前の購入となったのだった。
バラナシで列車のチケットは駅まで行って自分で購入することもできるが、ベンガリ・トラ通りにチケット一枚につきRs50(=US$1.26)の手数料で手配してくれる代理店がある。無口で仕事が早いと聞いて私たちも利用したのだった。この代理店にはチケットの注文と受け取りの2回足を運ぶ必要があるが、リクシャーで時間をかけて駅に行き、長い時間待って自分で購入することを考えると手数料Rs50は支払う価値があると思った(この代理店についてはスケッチ「2度目のバラナシの風景」を参照)。
バラナシのゴードリヤー交差点付近には古いけれどちゃんと動く乗用車を持っているおじいさんがタクシーをやっている。車の着火はイグニッションキーじゃなくて、ボンネットを開けて何かと何かのコードを接続するとエンジンが回るってな感じだ。今回もこのおじいさんを見つけて12月1日の予約を入れておいた。
おじいさんは、メインガードからゴードリヤー交差点少し手前の左側に私設タクシーが数台停まっている場所にぶらぶらしているので、何度か行き来すると出会えるし、今回で2度目になるが時間通りに待機していてくれる。
前回もそうだったが「運賃は?」と聞くと「As you like(お好きな額で)」と答える。車はボロボロだし、くたびれたシャツを着ているのだけれど、こういうやりとりが紳士的なので私たちは気に入っていつもお願いした。値段は相場を知っておいて、それよりもちょっと安めの額を言っても受けてくれる。今回はRs150で予約を受けてくれたのだが、駅に到着すると駅舎から遠い道路ではなく駅舎の目の前まで車を付けてくれた。おそらくここまで入ると何らかの車両通行料金が発生するということと、2回お世話になったチップという意味も含めてRs200を渡したのだった。
列車の発車時刻は午後6時10分。午後4時20分に到着すると係員に早すぎてプラットフォームが決まらないので、プラットフォームへの入り口左側にあるインフォメーションオフィスの前の椅子に座って待つように指示された。
インフォメーションオフィスの前は広々とした待合場所になっていて、プラットフォームが決まるまで地べたに座って待つインド人が行列を作ったりしていた。
その中になぜか猿もいて、インド人のおっさんの前に座り込んで「何かくれー」とねだっている。おっさんは猿に向かって真剣に「いや、お前にやるものは何もないから」とか言っている。どーして猿に向かって真剣にしゃべっているのか。ここら辺がインド的なのだ。
こうした見学にも飽きてきて、我々は予定されているプラットフォームに移動することにしたのだった。今回は今までと違って大きな荷物があるし体調も良くないので、ポーターを使うことにした。
こういう時にポーターにどのくらいチップを支払ったらいいのか、あるいは料金が決まっているのかどうかわからなくて、ポーターも英語が話せないので3人で立ち往生していると、駅員がやってきて助けてくれた。ポーター料金に決まりはない。私たちがいくら支払うかを言ってポーターが納得したらビジネスが成立するのだそうだ。私は大きなスーツケース1つをプラットフォームに運んでもらうのにRs50(=US$1.26)でどうだというと、かなりの笑顔で了承。夫の「高すぎたんじゃないのー」という意見に私もやや賛成。Rs20くらいでよかったのかなぁ。
今回は1等3段ベッド。バラナシからアーグラーに向かった時は2等3段ベッドだったが、構造は変わらない。ちょっと空調が緩かったというか、時々温風も吹いたような・・・。
2等の場合は外国人観光客が多く、今回はインド人ばかりなので、むしろ2等の方が国際的だった印象だ。毎度のことながら、荷物に自転車ワイヤーをかけてグリグリと縛り付けていると、周囲のインド人に「私たちが何か盗るとでも思ってるのー?」と冗談笑い混じりに言われた。「いやいや、あなたたちじゃなくて、誰が入ってくるかわからないからね」と言いつつも、周囲の人の気分を害してしまったかなぁと思っていた。
ところが、いざ夜も更けて寝ようかという時になると、さっき冗談を飛ばしたインド人も一緒に笑っていたインド人もカバンの中からザルザルと音をさせて大きな鉄のチェーンを取り出して、カバンをベッドにくくりつけているではないか!
朝起きると、ベッドとベッドの間の床にも人が寝ていたりして、1等とはいえ、やはり気を抜けないことを確信。カバンはチェーンでベッドにくくりつけ、靴は引き上げて自分の身の回りに置く。これがインド夜行列車の乗り方らしい。
8時22分にコルカタ到着。
気の抜けない夜行列車、乾燥した車内、寒いのにビュービューと空調が効いた室温。私の風邪が治るはずがない。発熱しながらのコルカタ入りだった。
コルカタは私たちが今回の旅で訪れたインドの町の中では一番の都会。デリーやムンバイには行っていないからね。。
駅舎を出て洒落たカフェで朝食を済ませて、安宿のあるサダル・ストリートまで移動しようとリクシャーを探そうとしたのだが、人力車はおろかオートリクシャーさえも走っていない。コルカタは都会なのだった。
プリペイドタクシーがあるというので、料金を支払うブースまで歩いて行く途中で「タクシーなら私が安く乗せてあげると」と声をかけてくる白タクがたくさんいた。一応値段だけ聞いてみるとRs80とかRs120とか様々。でも正規のプリペイドタクシーはRs65しかかからない。この辺りもさすがに都会だ。
タクシーの運転手さんはサダル・ストリートの細かい宿までちゃんと把握してはいなかったので、近くまで行ってタクシーを降り、そこから徒歩で3分程歩いて宿に到着した。
フロントはとても感じのいい対応で信頼できそうな感じだったが、唯一用意できている1階の部屋は窓がぴったりと隣接して立つ隣のビルに向かっていて、前に宿泊していた人の臭いがそっくり残っている。駄目だ、この部屋は耐えられない。他の宿を見に行くというと、もう少し後になれば上の階が空くからと言われて、それならとこの宿に宿泊することにした。
インド最後の町、コルカタに到着。
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