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2006.05.26
ロンドン旅(1)〜ユニクロ、ミュージカルとナショナルギャラリー
イギリス:ロンドン |
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「ところで、いつロンドンに来るの?」
パリに滞在し始めて2週間程経った5月8日、ロンドン在住の友人からメールが入った。「ロンドン行きをそろそろ考えなきゃね」と夫と話をしていた矢先だったので、あまりのタイミングの良さに、我々は弾かれた玉のようにロンドン行きに向けて一気に準備を進めることになった。(ロンドン行きのチケット取得は「移動の記録 2006年5月26日パリ→ロンドン」を参照)
パリとロンドンは時差が1時間あるので、到着時には昼近くになっていた。友人を訪ねると、早速それでは近くのパブに昼食に行きましょうということになり、初めてのパブ体験(詳しくは「本日の献立2006年5月26日昼」を参照)。
実はこの友人との事前のメールのやりとりで、行きたい所をリストアップして送っていたのだった。ガイドブックに書かれているような重要な観光スポットは、大抵含まれていた。すると、折り返しビシーっとスケジュールを作って送り返してくれたのだ。さすがわが友。やるなぁ。
昼食の後、オフィスに荷物を置かせてもらって、早速計画通りに行動を開始することになった。
26日 |
オフィスに荷物を置いたあと、近所でパブランチ(フィッシュアンドチップス)
そのあとリージェントストリートをピカデリー方面に下る。
ユニクロ、パリの家主の皿を割ってしまったので、同様のお皿の買い物
ピカデリーサーカス、トラファルガースクエアあたり散策。
17時ぐらいにオフィスに戻ってもらい、一緒に帰宅。
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27日 |
大英博物館
ランチはチャイナタウンで飲茶
そのあとソーホー、コベントガーデンあたりを散策。
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28日 |
バッキンガムパレス(衛兵交替11:30分から45分間)
ウエストミンスター、ビックベン、ロンドンアイあたりを散策。
ランチのかわりに、どこかでアフタヌーンティ??
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29日 |
セントポール(月ー土 0830−1600、教会内のツアーは
1100・1130・1330・1400から1時間半、上にも登るみたい)
シェークスピアグローブ
テートモダン
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30日 |
見残した所用のフリータイムとしておく
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ユニクロというのはパリにはない。ここで私たちは下着と靴下、私のジーンズを物色したいと思っていた。リージェントという目抜き通りには洒落たブティックが並んでいるが、その並びにユニクロがある。
店内は見慣れたような商品が並んでいるが、サイズは全てヨーロッパサイズ表示。売り子さんも当たり前に外国人だった。
お目当ての下着と靴下は見つかった。下着のサイズ表示はS、M、L、XLとしか書いていないので、これが一体ウエストやヒップ何cmに相当するのかわからない。で、近くにいた黒人の店員に聞くと、胸元からサッとサイズ表のコピー用紙を取り出して調べてくれた。どの店員もこのコピー用紙を持っていて、サイズについて訪ねると、それがアメリカだと何サイズ、日本だと何サイズと即座に答えてくれるようになっている。偉い!下着はMサイズが日本のLサイズに相当するということだったので、ここで下着を買うとちょっとサイズダウンした気分が味わえる。
さて、ジーンズも何着か試着して気に入ったものが見つかった。バーゲン品だったが、価格は日本円で\3000くらいするので、日本のユニクロと比べるとむしろ少し高い。だが、今はいているジーンズは膝が破れてきてしまっているし、ここで買いたいなぁと思っていたのだった。
すそ上げを店員さんにお願いすると、これはかなり乱雑だった。日本だったらちゃんといい所に折って、反対の足も同じ長さに折って「お客様、これでよろしいですか?」とか聞くでしょ。私が適当に折っていたところにマチ針を打っている。いやいや、そうでなくって、と自分で針を打ち直しているうちに店員さんはどこかに行ってしまった。「ロンドンではすそ上げはお客さんが自分でマチ針を打つ」、これがロンドン初日のビックリ体験第一号となった。
マチ針を打ったジーンズを他の物と一緒にレジカウンターに出した。レジカウンターには日本人の店員さんが1人いて、相手をしてくれた。ところが、このお直し、通常1週間かかるというのだ。ロンドンではお直しする人があまりいないのか、お直しは恐らく外の業者に出しているのだろう。1週間経ったらもうロンドンにはいない。残念ながらジーンズは断念せざるを得なかった。お直しくらいは誰でもできるようにしておけば、売り逃しを防げることになると思うのだが、ミシンを扱える人を育てるのが大変なのかもしれない。馴染みだと思っていたユニクロで、図らずも異文化体験をしてしまったのだった。
さて、リージェント・ストリート沿いに歩いてピカデリー・サーカスに到着。華やかな地域の中心地、ピカデリー・サーカスという響きは、耳にしたことのある人も多いだろう。
私は「サーカス」という名前から、回転木馬がある、色とりどりの華やかな所と何故か勝手に信じ込んでいたために、人は多いが回転木馬がない、むしろ色としてはグレーの建物が多いピカデリー・サーカスは、意外な感じだった。(思い込み激しすぎ?)
ここからやや右に折れてコヴェント・ストリートに入ってレスター・スクエアに向かう道の両脇には、土産物屋の一角を利用した、劇場の格安チケット屋が並んでいた。
ロンドンに行くのだからミュージカルも見てみたい、と事前に友人に相談したら、観光局のサイトのミュージカルのページを紹介してくれていたので、チケットの相場がわかっていた。「格安!」と銘打った店で値段を聞くと、安い所もあるし、逆に高く売っている所もあった。高いチケットは、公式ではもう売り切れになっているチケットなので、ダフ屋的に高くなっているのだろう。安いチケットを販売している所では、様々な観光客の質問に対して、大抵は「見たい日の朝、もう一度きてください」と答えていた。また、脈絡なく(普通の値段で買えるはずなのに)高い値段を言われる場合もあり、これは観光客を狙ったふっかけ商売をしている所だろうと思われる。因みにそこの姉さんは、必ず人の目を見ないで値段を答えているのが非常に怪しかった。
参考:観光局のサイトのミュージカルのページ
http://www.visitlondon.com/whats_on/top_ten_shows.html
この通りの先にあるレスター・スクエアという広場の一角に、tktsというブースがあり、当日公演のチケットを半額で販売している。コヴェント・ストリートから見てきて、やはりここが一番安い。しかし、余っているチケットだけなので、メジャーなミュージカルのチケットは販売されていなかった。何でもいいから見たい、というのであれば一番お勧めである。
ピカデリー・サーカスからレスター・スクエアまでミュージカルのチケットを物色しながら歩いた。私たちの感覚では\2000-3000くらいで楽しめるならと見てもいいと思っていたのだが、メジャーなミュージカルは天井に近い3階席(UPPER
CIRCLE)の一番安い席でも£25(=US$47.18)はする。むむむ。どうしても見たいミュージカルがなく、何でもいいから見てみようというには高い。ということで、今回はミュージカルなしということになった。
さて、レスター・スクエアからほぼまっすぐ南に下ると、ナショナル・ギャラリーとそれに面したトラファルガー・スクエアがある。トラファルガー・スクエアにはネルソン提督像があるはずなのだが、現在工事中で足元のライオンしか見られない。
ナショナル・ギャラリーには入場料金無料だ。別でまとめるがダ・ヴィンチ・コードに出てくるレオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」と言う作品があるというので見に行ったのだが、その他にも有名どころの絵画が豊富にある。ロンドン在住の人は「あ、そうだ、今日はちょっとモネでも見て帰ろうか」と何かの用事ついでに気軽に立ち寄ることができるのだ。何といううらやましさ。
この後、チャイナタウンを巡って友人のオフィスに17時に戻り、友人宅に一緒に帰宅。道の両脇に大きな街路樹が緑の葉を繁らせている、青々とした風景の中にある住宅街。その中の1軒が友人の家だった。そしてこの日から、友人夫妻による手料理尽くしの日々が始まるとは、思ってもいない私たちだった。
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