夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2006.11.02 Vol.1
カッパドキアの見所研究

トルコ:ギョレメ
 カッパドキアは滞在してみるまで、ガイドブックを読んでも今ひとつどうやって周ろうか具体的によくわからない所であった。

 1週間滞在してみて、どうしてガイドブックを読んでもよくわからなかったのかが自分なりにわかってきた。

 まずカッパドキアを楽しむために拠点になる場所がいくつか存在する。拠点にする場所によって、見所へのアクセス方法が変わってきてしまうのでモデルコースが書きにくい。また人によって歩く速度や1日に歩ける距離が違うし、ドルムシェ(ローカルバス)を使うのか、レンタルバイクや自転車で周るのか、徒歩で周るのかによって1日に見ることができる場所が変わってくる。つまり見所がたくさんあるし、滞在する村もいくつかあるし、見に行く手段もいくつかあるので、一般的な内容を全て包括したいガイドブックとしては、平たく全般的な説明になってしまう。そのために、一読しただけではどこをどうやって周ればいいのか把握しづらいことになっているのだ。今ガイドブックを読み返すと、よくわかる。

 ということで、私たちが行った具体的な周り方を紹介したら、それは1つのモデルコースとしてわかりやすいんじゃないかと思い、まとめてみることにした。

 「移動の記録パムッカレ→ギョレメ」で書いたように、途中で旅行代理店に拉致されそうになって逃れたのだが、この旅行代理店でもらった地図がとても良かったので、説明に使わせてもらう。旅行代理店の名前はRock Town。


 カッパドキアの見所は地図の真ん中に位置するネヴシェヒルNevsehirを中心に左右上下の4区画で語られることが多いようだ。

●滞在した所
 私たちが滞在したのは、真ん中のネヴシェヒルからやや北東にあるギョレメ。結論としてはギョレメに滞在してよかったということになる。

 この地図だと4区画が同じような縮尺に書かれているが、実は左下の黄緑色のラインで書かれた区画は南北80kmもある広大な地域で、それに対して右上の赤いラインで書かれた区画は例えばギョレメから北のアヴァノスAVANOSまで10kmくらいと、もっと狭いエリアである。

 バックパッカーは一般的にギョレメに滞在して、左下をツアーや交通機関を使って周り、ギョレメ周辺は自力で周るというのをガイドブックで見て、我々もギョレメに滞在することにした。ギョレメは村のすぐそばにニョキニョキした岩が突き出ているのでカッパドキアにいるという実感がとても沸いてくるし、徒歩で色々とでかけるには便利な場所でもあった。

 ネヴシェヒルとギョレメの間にウチヒサルという場所もあり、ここは日本からの団体観光客が宿泊するなど、ギョレメより宿泊費の高いホテルが集まっているエリアだ。ギョレメから見るとウチヒサルは丘の上に位置し、ウチヒサルの高級ホテルの窓からは、ギョレメパノラマと呼ばれるローズ色の岩肌を見せるローズバレーやギョレメ周辺の奇怪な岩を一望できる景色が楽しめる。部屋からの景色を楽しみながら滞在したい人にとっては、こちらもお勧めだと思う。ギョレメ周辺を散策したい場合に、ウチヒサルからドルムシェに5分ほど乗らなければならないのが観光にはややマイナス。

 ギョレメ村内のホステルの場合、ツイン一泊TRY20(=US$13.51)だったが、ウチヒサルの眺めの良い小規模なホテルの値段を聞いたらツイン一泊EUR35(=US$44.30)だった。まぁ、宿泊費はこんな感じの違いがある。

●で、どう周ったのか? <その1>
 1日はツアー会社の催行するGreen Tourに参加。お願いしたのはANDROMEDA Tour。一人TRY50(=US$33.8)で、朝の9時から夕方の6時まで。昼食とガイド付き、見所の入場料金込みで7箇所を訪れる。ギョレメ内ならばどこの旅行代理店に頼んでも同じ値段、同じ内容。

 ネヴシェヒル拠点で営業しているRock Townという旅行代理店は同じ値段でギョレメ発よりも見所が2箇所少ない。

●で、どう周ったのか? <その2>
 後はギョレメの周辺を徒歩やドルムシェを使って散策した。コースは色分けして以下の通り。もっと他にも歩き回れるコースはあるが、これだけ見るとかなり満足した。ドルムシェは一回の利用料金は一人TRY1.5(=US$1.01)だった。

(もと地図はANDOROMEDA Toursが出している地図)

赤のコースは・・・(所要時間1日)
9:40 ギョレメ村の観光案内所で地図をもらい、色々見ながら徒歩でギョレメ屋外博物館へ
10:52 博物館入場、見学(TRY10=US$6.76、30分)
11:20 見学終了。顔見知りに出会い立ち話
11:40 ローズバレーに向けてトレッキング開始
12:19 ローズバレーが目の前に見える高台に到着。昼食
12:40 トレッキング再開
13:07 シャヴシンCavusin村に到着
14:17 シャヴシンCavusin村の裏手の住居跡を見学しながら、ローズバレーの左端まで到達。その後村内から村はずれまで行き、そこから再びトレッキングコースを歩いてセルヴェZelveに到着
14:30 セルヴェZelveの隣にあるパシャヴァPasabag(煙突型の岩で有名)に到着し、パシャヴァを見学。
15:20 パシャヴァからギョレメまでドルムシェで戻る。
15:50 ギョレメ到着。

青のコースは・・・(所要時間3時間)
ギョレメからドルムシェまでウチヒサルまで行く。そこから徒歩でウチヒサル城に向かい、チケットを購入して(TYR2.5=US$1.69/人)ウチヒサル城の頂上まで上る。上からの景色を存分に堪能したら、徒歩でギョレメまで戻る。ウチヒサルからギョレメまでの自動車道沿いには数箇所のビューポイントおよび土産物屋やチャイ屋がある。これらのビューポイントからのギョレメパノラマを満喫できる散策コース。

黄緑のコース・・・(所要時間1時間)
青のコースで帰ってきた自動車道のすぐ下の渓谷を散策するコース。短い距離の散策で、観光案内所の人には短すぎるので勧められないといわれたが、大きな岩が近い距離でどんどんどーんと立っている場所がある。上からの視点でなく、足元から見られる。

黄色のコース・・・(所要時間1時間弱)
ギョレメ村の端には、急斜面にホテルが立ち並ぶ岩山がある。この急斜面をどんどんと登って、頂上まで行くと、そこから赤のコースで見たローズバレーや、もっと南にあるオルタヒサルという古城跡とその手前の奇妙な岩が並ぶ渓谷の全景を見渡すことができる。特に夕日がローズバレーにあたって、ピンク色の岩盤が赤く輝く光景を見られるポイントで、ギョレメ村から一番近い場所として気軽に行ける。

 この他にも散策コースは色々とあるので、時間と体力と好奇心に余裕があれば、もっと周れるのがギョレメの魅力だ。各々の散策コースで見られる風景は、各コースについてのスケッチに譲る。


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