夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2006.01.15〜16
パイネに初挑戦、1泊2日は初級の上コース?
チリ:国内旅行
 インドア派夫婦の私たちも、ついに世界のトレッキング愛好家が集まるパイネ国立公園を訪れるすることになった。

 まずは宿にあった地図とガイドブックを見比べて検討。更に宿に宿泊した日本人が書き残していった情報ノートも読んだ。ふむふむ。パイネの楽しみ方は初級から上級まで様々で、見所もそりゃぁたくさんあることがわかった。トレッキングコースはこれらの見所を余す所なく見られるように貼り巡らされているので、いかようにでも計画が組めそうだった。

 パイネの計画を組むには、どんなトレッキングコースがあるのか、各コース何時間くらいかかるのか、宿はどこにあるのか、どんな宿なのか(無料キャンプ場、有料キャンプ場、オステリア、レフヒオ、ホテルの5種類がある)、バスの経路、カタマラン(船)の経路とそれぞれの時間帯と所要時間を調べた上で、自分の興味と体力の具合でコースを組んで、それにそって準備をして実行。まぁ、ざっくり言ってこんな感じで事を進めるようだ。

 といっても数あるコースをどのように巡るのかを全部自分で考えるのは、なかなかしんどいし、人気の見所を巡るコースを考えると自ずと同じコースに集約されてくる。というわけで、これもおおざっぱな見方だが、ポピュラーな経路は2種類なんだと判断した。

 1つめは全くトレッキングしないバスで周遊するコース(下記の地図で黄色の線)。パイネ国立公園の拠点となる町、プエルト・ナタレス発の日帰りツアーが数社から毎日のように出ている。数社に尋ねたが内容は同じだった。所要時間は12時間。プエルト・ナタレスからパイネ国立公園までは車で2時間かかる。行きには、公園とは別のミロドンの洞窟というのに寄ることになっているので、実際は3時間くらいかかるかもしれない。公園内の見所を周りながらグレイ氷河の展望ポイントまで行き、同じ道をたどって戻ってくるというツアーだ。公園内での滞在時間は6〜7時間となる。ツアー費用は代理店によって異なり、昼食なしでC$13000〜C$18000(=US$24.86〜US$34.42、US$1=C$523で計算)。別途、公園入場料金が一律C$10000(=US$19.12)かかる。また、昼食は含まれていないので、持参するか昼食時に立ち寄る場所で食べることになる。ミロドンの洞窟に立ち寄った際、洞窟内に入るのならC$3000(=US$5.74)かかるが、これは任意なので入りたくなければ、車の中で待っていることも可能だそうだ。我々の場合、事前にここは面白くないという情報があったので、ツアーの他のメンバーに了解を得て、ミロドンに寄らずに公園に行くことにした。

 さて、2つめはトレッキングを行う人気のコースである。バスでアマルガ湖公園入り口で降り、下記の地図の緑色のコースを歩くというもの。コースがアルファベットのW字の形に似ていることから、「W」と呼ばれるコースである。これを全部歩こうとするには、その人の体力や天候によって必要な日数がかなり変わってくる。知っている人は、10泊11日でここを歩いた。

 うーむ。折角ここまで来て日帰りツアーだけで、各見所を遠目に見るだけというのもつまらないし、かといってキャンプなどしたことがない我々が数日に及ぶキャンプ生活とトレッキングの日々を送るのは、危険が大きすぎる。

 ということで、折衷案として、1日目は日帰りツアーを行い(下記地図の黄色の線)、夕方アマルガ湖公園入り口でツアーバスを降ろしてもらう。そこからチレーノChilonoキャンプ場とレフヒオのある所に宿泊して、翌日の朝からトーレス・デル・パイネの展望台であるベース・ラス・トーレスBase Las Torresをめざし、折り返しアマルガ湖公園入り口まで帰ってきて(下記地図のオレンジの線)、そこからバスでプエルト・ナタレスに帰ってくるという1泊2日のコースに挑戦することにした。これは「地球の歩き方」に掲載されていた情報だった。これなら、全部の見所をバスで見て、一つだけ間近でパイネを体験できるし、体力的にも何とかなりそうだと思ったのだった。


 今回の滞在中の行動は下記の通り。日付の部分をクリックすると、より詳しい状況の記録が見られるようにした。

1/15
(日)
08:30 ツアー出発。
10:25 最初の展望ポイントに到着。
11:15 国立公園入場口に到着。
11:40 Nordenskjod展望ポイントに到着。
12:00 サルト・グランデという滝に到着。
12:50 Hotel Exploraに到着し、写真撮影。
13:50 ラゴ・グレイ・ホテルに到着し、昼食。
14:40 グレイ湖の散策ポイントに移動。
16:30 グレイ湖から帰途につく。
17:30 アマルガ湖バス停到着。バスと徒歩で移動。
18:00 トレッキング・ルートの入り口に到着。
19:00 チレーノ有料キャンプ場に到着。
20:00 テント内を整備し、シャワーを浴びる。
20:40 夕食(持参したサンドイッチ、ビール購入)
22:00 就寝。
チレーノキャンプ場CampsiteChileno(テント用具レンタルC$15500=US$29.64、キャンプ場使用料金C$3500=US$6.69、2人分)
※キャンプ場使用料金は請求されなかったので、1人あたりの料金なのかテント1張りの料金なのかは不明。
1/16
(月)
07:00 起床、
07:30 朝食(サンドイッチ、コーヒー)
08:30 トレッキングスタート。
09:30 麓のトーレス・キャンプ場に到着。
10:30 ベース・ラス・トーレス到着。
11:30 昼食(持参してきたサンドイッチ)
12:30 ようやく雲が晴れ快晴になり写真撮りまくり。
13:30 帰途につく。
14:30 チレーノキャンプ場に戻る。しばし休憩。
15:00 ラス・トーレス・レフヒオに向け出発。
16:30 ラス・トーレス・レフヒオに到着。
17:00 夕食、食後バスが来る19:30まで待つ。
19:30 アマルガ湖バス停までシャトルバスで移動。
20:00 プエルト・ナターレスまでのバスに乗り込む。
22:00 プエルト・ナターレスに到着。明日移動するため、早速トレッキングシューズを返しに行く。
23:00 シャワーを浴び就寝。あー疲れた。
※ツアー期間中の食事の詳細は、本日の献立(2006/1/9-15)本日の献立(2006/1/16-22)を参照ください。

 天気については、今回も
ヤフーの天気予報サイトhttp://weather.yahoo.com
を参考にした。パイネ国立公園というカテゴリーがないため、次のように考えた。

 パイネ国立公園は、緯度としてはアルゼンチンのエル・カラファテとチリのプエルト・ナタレスの間にあるが、どちらかというとエル・カラファテ寄り、経度は西からパイネ、プエルト・ナタレス、エル・カラファテとなっている。天気というのは大きく西から東に移動するので、基本的にはパイネの天気は、行こうと思う日の翌日のエル・カラファテの天気と似ているだろうと予想。これにプエルト・ナタレスの天気と、概況の地図を見て雲や高気圧の様子で、もうちょっとこうなるか、ああなるかと自己判断を加味した。そんな結果、プエルト・ナタレスで2日間の天気待ちをしてから出かけた結果、大当たりだった。

 天気が良かったので、目的の物は全てよく見えて非常に満足の行く体験ができた。しかし、後からフランセス谷の景色も素晴らしいという話を聞いて、どうやらパイネはもう一回行かなきゃなんないのかぁ?という気になっている。何だかどんどんアウトドア派になっているような気がして、恐ろしい限りである。


 
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