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2006.01.05〜10
エル・チャルテンでトレッキング |
アルゼンチン:国内旅行 |
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フィッツ・ロイ山(3405m)を中心とした山々と、湖、氷河をトレッキングや登山で楽しむ人が拠点にする村、それがエル・チャルテンである。
エル・カラファテから220km北に位置するエル・チャルテンに行くには、ルータ40という道を通ることになる。これがエル・チャルテンあたりはほぼ未舗装の道路で、エル・カラファテからバスでエル・チャルテンまで行って、その先ルータ40で北上し続けるという動き方をする人は少なく、エル・カラファテから行って、再びエル・カラファテに戻ってパタゴニア地方の周遊を続けるのが一般的なようだ。
我々もこのルートでエル・チャルテンを訪れることにした。何泊するのか、何をするのかもよく定まっていない気楽な小旅行。エル・カラファテの宿である藤旅館に大きな荷物は置いて、リュック1つを背負って身軽な格好ででかけた。数枚の着替えと山用の暖かいコート、もしかしたら氷河トレッキングをするかもしれないので軍手、ATMがないそうなので多少のお金をエル・カラファテで引き出したら準備完了。
前々日にバスチケットを見に行くと、エル・カラファテのバスターミナルでは、一泊の宿泊と往復バスチケットをセットにしたチケットをA$105〜で販売していた。価格は宿泊する先によって異なってくる。宿泊先を見もせずに決めていくのが嫌だったので、我々は往復バスチケットのみを購入(A$80=US$26.23)した。帰る日は未定だったので、帰りのチケットはオープンという形にしてもらった。
行ってみると、エル・チャルテンは比較的新しく開発された村らしく、ホステルも新しくてどこもきれいだった。インターネット施設があるというので訪ねたアルベルゲ・ランチョ・グランデAlbergue
Lancho Gurandeは、チャルテン・トラベルがセットで使っている宿泊先で、セット価格でA$110だが、バス代A$90を差し引くと宿泊がA$20という計算で、通常の一泊A$25よりはA$5お得になるというのが売り。しかも、このホステルは新しく、インターネット設備もあるので(有料だが)悪くない。
しかし、バスは別の会社でA$80というのがあり、それを考えるとセットの魅力は、ハイシーズンに宿がなくて路頭に迷うという心配がないという点だけだ。ハイシーズンでないのなら、安いバスチケットを購入して、宿は現地で決めたほうが、納得のいく宿に宿泊できていいだろう。
我々はハイシーズン真っ只中で、希望していた宿にはたまたま部屋があったが、この宿は翌日から満員御礼の看板を下げっぱなしで、危うく宿泊できないところだった。予約したほうが安心な状況のようだ。
エル・チャルテンには、様々な山、湖、氷河がある。エル・チャルテンからの一般的なトレッキングコースは、公園の案内所でもらう地図に書かれており、実際に歩いていても矢印などでわかりやすく案内の立て看がある。。キャンプ場もあるので、キャンプをしながら数日かけてトレッキングすることも、またエル・チャルテンを拠点に日帰りトレッキングを楽しむことも可能だ。エル・チャルテンからリオ・ブランコまでは、馬で行くツアーもある。
今回の滞在中の行動は下記の通り。青い文字の部分をクリックすると、より詳しい状況の記録が見られるようにした。
※ツアー期間中の食事の詳細は、本日の献立(2006/1/5-8)と本日の献立(2006/1/9-10)を参照ください。
エル・カラファテから日帰りするという強硬派の人は、エル・チャルテンからカプリ湖まで1.5時間をトレッキングして帰る。しかし、本当にそれだけだともったいない。宿の人などに情報を聞いて、通常あまり運動していない我々がエル・チャルテンを堪能するには、最低4泊5日は必要だという判断になった。1日目はエル・カラファテからの移動、1日はロス・トレス湖までのトレッキング、間に休憩を1日入れて、1日はトーレ湖まで行くトレッキング、帰りに1日必要だと考えたのだ。実際には、これに天気待ちの1日が入ったために5泊6日となった。
更にトーレ湖までのトレッキングのかわりに、もっと先のトーレ氷河まで行って氷河上を歩くアイス・トレッキングするツアーに参加した。物凄く疲れたし、体力的にはぎりぎりだったけれど、本当にやってよかったと思っている。エル・チャルテンの魅力は素晴らしく、インドア派の我々でわさえ、過酷なトレッキングをしようかという気になった。アウトドア派の人になら、なお更魅力的な所だろう。今回、フィッツ・ロイの近くまで行った時、天候が悪くて見ることができなかったのが悔やまれる。パタゴニアの天気は変わりやすいとはいえ、天気予報サイトで概況を見るなどすれば、大きな天候の流れはつかめる。なるべく雲が覆っていない時を狙っていくべきだと思う。
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