夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2007.08.02〜04
ナミビアといえば赤い砂漠!のソススフレイツアー
ナミビア:国内旅行

 ソススフレイは、世界で一番大きな砂丘や白く乾いたパンと呼ばれる白い台地で有名な場所で、ナミビアの南東の海岸沿いに横たわるNamib Naukluft Parkの中にある。ロンプラのハイライトの筆頭にも書かれている人気のスポットであり、ナミブ砂漠というと、ここの砂丘を題材に写真や映像が必ず使われる場所である。

 ナミビアでは、このソススフレイへのツアーとナミビア北部にあるエトーシャ国立公園へのツアーを行うことにしていた。ツアーを催行している会社はとてもたくさんあるのだが、エジプトのカイロの日本人宿の情報ノートや、カイロで出会った旅行者の情報から、Wild Dog & Crazy Kuduという会社が行っているツアーが安くて評判もいいらしいという結論に至った。

 また、ナミビアの首都ウィントフックでバックパッカーによく利用されている宿はThe Cardboard boxとChameleon Backpackers Lodgeの2軒。The Cardboard boxからツアーを申し込むとWild dog & Crazy Kuduのツアーに参加することになり、Chameleon Backpackers Lodgeでツアーを申し込むとこの宿が主催するツアーに参加することになるようだが、どちらもリーズナブルな価格でツアーを提供しているようだった。

 2つの宿のサイトを見たり、宿に電話して聞いた所、2軒の宿が行っているソススフレイとエトーシャへのツアーは各々以下のようだった。

○ソススフレイへのツアー
会社名 開始日 値段(N$) 値段(US$) 備考
Chameleon (火)(金) 2990 417.60 2泊3日
Crazy Kudu (木) 2000 279.33 2泊3日

○エトーシャ国立公園へのツアー
会社名 開始日 値段(N$) 値段(US$) 備考
Chameleon (月) 2230+580 311.45+81 3泊4日
Crazy Kudu (月) 2000 279.33 2泊3日
※2007年7月29日現在の換算レートUS$1=R7.16を使用。Rは南アランドだが、ナミビア・ドルと同価値で流通している。
※サイト

 ツアーの催行曜日が決められていること、ウィントフックの宿は宿泊費が高いこと(Cardboardはドミトリーで一人R65=US$9.08)を考えると、なるべく短い期間だけウィントフックに宿泊してさっさとツアーをしてさっさとナミビアを出るのが一番経済的だ。

 ということで、ツアーと滞在はセットで確認しながら考える必要があった。上記のツアー内容は結果としてわかったのであって、私たちが独自に調べた限りでは、Crazyもエトーシャへのツアーは4日だと

 ケープタウンのCat & Mooseという宿で出会った日本人旅行者でThe Cardboard boxに滞在していたという霜島さんから、The Cardboard boxにツアーの問い合わせをしても、結局はツアー催行会社のCrazyからの返答待ちになるのですぐに返答が得られない。担当者のモナリザという女性もいつも宿にいるとは限らないので、その点でも時間がかかるだろう。急ぐなら、直接Crazyに電話して聞いた方がいいというアドヴァイスをもらったので、7月25日にまずCrazyに電話してツアーの空き状況の確認を行った。8月2日(木)発のソススフレイと8月6日(月)発のエトーシャへのツアーは今の所空きがあるという。早速予約を入れた。予約は、Crazyからメールで送られてくる予約フォームをプリントアウトして、必要事項を記入してこちらからファックスで返信することで手続きが完了し、支払いは現地に到着してからいいということだった。

 次はバスの予定を睨みつつ、宿の手配だ。Bailey'sという最安値のバスは日、水、金に、インターケープは日、火、木、金にケープタウンからウィントフックへの便を走らせている。バスは午前10時〜11時に出発して翌日の午前3時半〜4時半にウィントフックに到着する。真夜中の到着を考えると、バスを降りてから宿までとても近いか、宿からの迎えがあることが必須条件となってくる。

今までの中で決まっていることを表にすると、こんな感じ。バス会社は他にナミビアのエコノラックスという会社もあるが調べなかった。
曜日 ツアー 宿 ケープタウンから
ウィントフックへのバス
7/29 Bailey's、Intercape
7/30
7/31 Intercape
8/01 ウィントフック Bailey's
8/02 ソススフレイ
8/03
8/04 ウィントフック
8/05 ウィントフック
8/06 エトーシャ
8/07
8/08 ウィントフック
8/09 ウィントフック
8/10 ウィントフック

 ここまで調べてから、今度は宿に電話をした。人気の2つの宿はハイシーズンで満室状態だったが、8月1日と4日にThe Cardboard box、5日と8日、10日、11日、12日にChameleonのベッドが確保できた。

 ということで、バスは必然的に8月1日にウィントフックに到着するIntercapeを利用することになった。というのも、1日に到着するのはインターケープだし、The Cardboard boxではインターケープで来た宿泊客についてはバス停まで無料で向かえに来てくれるサービスがあるからだ。

 ケープタウンにいる時点で、ナミビア行きのバスの日程、ウィントフックでの滞在先の予約、ウィントフック発の2つのツアーの予約を済ませて、8月1日の朝4時半にウィントフックに到着してから、ツアーの予約確認やその先の予定の手配などを行った。(予約確認作業とその先の手配については、Sketch「今後の計画確認に奔走の日」を参照)

 ハイシーズンのソススフレイ行きは、ツアーに行くまでの手配が面倒だった。今回の手配では、ケープタウンからウィントフックに行くインターケープが残り7席の段階での購入だったので、非常に高い金額になってしまったのと、ウィントフックでの滞在ではThe Cardboard boxのドミトリーに滞在しつづけることができなくて、もう少し高いChameleonに移動せざるを得ず、その移動のタクシー代金と、移動先のChameleonでの余分な宿泊代金が、手配が送れたことで膨らんだ予算となった。

 ケープタウンの前にはレソトのマレアレアに行っており、そこでの何日間過ごすかが決まっていなかったのが手配の遅れた原因。そこを確定しておけば、その前のダーバンにいた頃、7月19日の段階で全てを手配して、もう少し安くできただろう。この辺りの計画、手配、資料を読んでのみきわめが旅の醍醐味であるとともに、予算に如実に響く大切な部分でもあった。でもまぁ、1週間ずれるとか、安い宿が取れずにもっと非常に高い宿に行かなくてよかったので、まぁまぁの出来ではないだろうか。

 各日の詳細記録は日付のリンク先、宿泊先の情報はキャンプ地名のリンク先を参照していただきたい。

08/02
(木)

08:30 ツアー会社のピックアップ
08:40 ツアー会社に行き概要説明
09:00 ツアースタート
13:40 Solitaire到着
14:17 昼食(サンドイッチ)
16:20 キャンプサイト(Seriam)到着
    早速テント設置
17:12 夕日を見に近くの砂丘へ
17:36 砂丘頂上に到着。しばし観賞
18:30 迎の車でキャンプサイトに戻る
19:20 夕食
20:00 シャワー、バッテリーキャージ
22:00 就寝
セスリエム・キャンプサイト
Sesriem Camp Site
08/03
(金)
05:00 起床
05:40 Dune45に向けて出発
06:18 Dune45に到着、早速登る
06:35 日の出を見る
07:30 朝食
08:26 ソススフレイ5km前まで到着
09:50 徒歩でソススフレイに到着、ガイドの説明
10:00 Deadvleiに徒歩で到着、ガイド後自由行動
11:16 車のピックアップポイントまで徒歩で戻る
13:00 キャンプサイトに車で戻り昼食準備開始
14:16 昼食(サンドイッチ)、その後自由行動
18:00 夕食準備開始
17:00 シャワー、バッテリーキャージ
18:48 夕食
21:00 就寝
セスリエム・キャンプサイト
Sesriem Camp Site
08/04
(土)
06:30 起床、荷物を車に。テント解体。朝食なし
07:55 Sesriem Canyonを観賞
10:30 Solitaireに到着
11:04 朝食兼昼食
11:30 Solitaire出発
12:15 南回帰線に到着
17:00 ウィントフックの宿に戻る
※期間中の食事の詳細は、本日の献立(2007/08/02〜04日)を参照ください。

 ソススフレイに行くには、私たちのようにツアーに参加する方法と、車をレンタルして自分達で行く方法があるだろう。

 レンタカーで行く場合は、私たちも宿泊したセスリエムのキャンプ場まで車で行き、そこで一泊。翌朝ソススフレイのゲートが日の出と共に開くので、中に入って観光することになるだろう。あるいは、私たちが昼食で立ち寄ったソリティアで一泊することもできる。ソリティアはセスリエムから80km、ソススフレイから140km離れた場所で、レストラン、ガソリンスタンド、売店、宿泊施設、キャンプ場がある場所だ。ロンプラによれば、ここのSolitaire Countory Lodgeがこの辺りでは一番安いキャンプではない宿泊施設を提供している場所らしい。

 同じくソリティアに滞在したという日本人旅行者は、家族4人(大人2人、子供2人)でSolitaire Guest Houseという場所に宿泊。2006年10月の情報で、大人1人1泊2食付きでN$260(=US$31.36)だったそうだ。ここにミーアキャット、牛、馬、シマウマがいて、一緒に遊べるらしい。場所は私たちの立ち寄ったソリティアの売店のすぐ近くということなので、売店で聞けばわかるだろう。

 いずれにせよ、良い点と悪い点があり、それは表裏一体になっている。

 ツアーで行く場合は、交通・宿泊・観光地入場料・全食事・ガイドが料金に含まれているので、とにかく参加すれば連れて行ってもらえるという楽さが一番の良い点だ。行く先々でガイドが解説してくれるのも、勉強不足で参加しても十分楽しめるのも良い点。

 一方のレンタカーは何もかも自分でやらなければならないので、面倒だし、車をレンタルするという意味では危険も伴う。私たちがツアーを終えてChameleonという宿に滞在していた時、白人女性2人組みのバックパッカーが途中で車が急に動かなくなった所に、道路の穴に突っ込んで転倒し、一人が首を強打して吐き気を催し、途中で引き返してきた。かなり特殊な事故だとは思うが、車に関しての知識があまりない人はレンタカーしたらいけないんじゃないかなぁ。病院を探すのも大変そうだったし。ツアーではこういう面はカバーされているので、レンタカーよりも安心だ。

 しかし、一方で、レンタカーにはツアーにない自由な行動という魅力がる。

 アフリカ旅をするにあたって、一人で移動するのは宿の手配も交通も不安だという場合には、南アのケープタウンやヨハネスブルク出発で南部アフリカと東部アフリカの見所を巡るトラックでのツアーというのがある。オーバーランドツアーと呼ばれているが、期間は7日間から長いもので1ヶ月以上に及ぶものがあり、トラックに揺られて、時々メンバーが増えたり減ったりしながら、テントと自炊生活を送りながら過ごす。

 今回のツアーはたった3日間だったけれど、このオーバーランドの形式を取っている。運転手と助手がスタッフとしていて、ツアー料金には宿泊費、見所の入場料金、全ての食事が含まれているのだが、テントを自分で組み立てたり、食事の用意を手伝ったりする。面白いことは面白いのだが、私たちは3日間を体験して、もう十分だという感じがした。

 知らないメンバーと同じ車に詰め込まれて移動するのは、うっとうしい。ツアー内容が全部決まっているというのも、楽は楽なのだが、もう少し見ていたい場所でも時間がきたらお終い。なんだか窮屈な気分がした。

 ということで、費用と自由度と安全性、色々な角度から検討してツアーとレンタカーのいずれかを選ぶということになるだろう。

 いずれにせよ、ナミビアに来てここに行かないという選択肢はもったいない。セスリエムに宿泊して、夕日の砂丘を楽しみ、朝日の砂丘をデューン45から堪能し、枯渇した白い台地に400年もそのまま突っ立っている木々を見ながらダリの絵を思う。不思議な自然の造詣に圧倒されるのは間違いない。


 
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