メキシコ:カンクン/旅先で住むとしたら-地域別情報　/Border Hopper　夫婦2人で世界一周の旅に出発！現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。

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メキシコ：カンクン(Mexico／Cancun)
滞在期間2005年6月13日～6月26日

プラヤ・デルフィネの風景。

　カンクンは、ホテルゾーンといわれる南北に細長い洲の西側に続く、長くて美しいビーチで、世界中の人を魅了しているリゾート地である。細かくくだけたサンゴは、ふわふわと柔らかい白い砂浜を作り、コバルトブルーに輝く海は、遠くなるほどに深いブルーになっていく。この景色を見て、この浜で泳いだら、なぜカンクンがこんなに世界的に有名なのかが納得できる、そんなところだった。

　洲の南端と北端は本土と橋でつながれていて、北端の橋を渡るとすぐに、カンクンのダウンタウンとなる。ダウンタウンは、ホテルゾーンに比べると物価も安く、スーパーなど生活用品を調達する選択肢も充実しているので、自炊ベースの長期滞在に向いていると言える。ホテルゾーンまでは、頻繁に市バスが出ており、場所にもよるが、所要時間30分ほどで、ビーチに行くことができる。

　ホテルゾーンと一口にいっても、ビーチによって波の高さの違いや雰囲気の違いなどがあるので、同じビーチばかりに行くのではなく、自分の好みのビーチを探してビーチ巡りをするのも楽しみの一つ。ホテルゾーンには、ビーチだけでなく、ショッピングモールやレストランやナイトクラブも充実しているので、メキシコにいながら、アメリカの雰囲気も楽しめるのが特徴である。

　その他、イスラ・ムヘーレスという島や、プラヤ・デル・カルメンという別の趣の街とビーチ、シカレやシェルハという海洋公園などがあり、海水浴、シュノーケリング、ダイビングなど海のアクティビティーの選択肢は豊富。

　また、ユカタン半島にちらばるマヤ文明の遺跡も数多くあり、カンクンからだと日帰りのチチェン・イツァーへのツアーが人気だが、他にもいくつかカンクンから行ける遺跡がある。また、フラミンゴの保護区であるパルケ・ナチュラル・リオ・ラガルトスや大きなシャチを観測するボートツアーを行っているホルボックスなど、長期滞在ならではの見所もある。

　カンクンは治安が良いので、夜間外出もできるが、人気のない所は避けるべきである。

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カンクン岬はアメリカの雰囲気。

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