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グアテマラ:アンティグア(Guatemala/Antigua)
滞在期間2005年8月10日〜11日、8月22日〜9月7日
首都のグアテマラ・シティや国際空港のラ・アウロラ空港から、シャトルバス(バン型の乗り合いタクシー)で約1時間半のところにあるアンティグアは、町自体が世界遺産に登録されているためか、欧米人の流入率も高く、コロニアル調の明るいパステルカラーの壁が、石畳の道沿いに面々と続く可愛らしい街だ。
左:中央公園前のカテドラル。中:街中から見えるアグア火山。右:時計台。 |
民族衣装のウイピルという織物と革で
モダンにアレンジされた鞄。
初心者向けのパカヤ火山。
サルサレッスン風景。 |
庶民が買い物をする市場もあれば、洒落た土産物を揃えたショップや建物の古さを活かした粋なカフェなども多く、グアテマラという国の器の中にいながらも、そこに流れる物や文化は現代の欧米人のテイストを入れているのが、先進国から来た旅行者には心地よく、長期滞在者が多いというのが、納得できる。
観光としては、町中の観光に1日、近くのパカヤ火山を登るツアーに1日、登山が趣味ならば、もっと本格的なアグア火山を登るツアーに1日みれば充分なところだが、ここを拠点に、宿泊付きでティカル遺跡や、ホンジュラスのコパン遺跡のツアーに参加する人も多いようだ。
しかし、ここで長期滞在する人の多くはスペイン語教室やサルサ教室に通っている。手頃な価格で多くの教室が存在し、気候もカラッと湿度が低いので、学習に向いているのだろう。授業を終えて教室を一歩出ると、この可愛らしい街が広がっているというのも魅力的だ。
こうした欧米からの長期滞在者が多いためか、アンティグアの生活物価はグアテマラ・シティよりもやや高いといわれている。高いといっても、我々の調べでは、メキシコ・シティよりもやや安いという結果が出ており、基本的に自炊し、たまに外食するという生活パターンならば、安価にここでの生活を楽しめるはずである。そうした意味でも、ここは、長期滞在に向いている都市の一つと言える。
グアテマラの北部中央に位置するフローレスは、旅行者にとっては、そこから車で1時間ほどのところにあるティカル遺跡に行くための拠点となる街である。中でも、フローレスにあるペテン・イツァ湖に浮かぶフローレス島(空港のあるサンタ・エレーナ地区とは橋で結ばれている)は、観光客用のホテル、レストラン、土産物屋、旅行代理店が揃っており、ひなびた感じはあるものの、観光気分が味わえるところだ。
大抵の旅行者は、ティカル観光のために1〜3泊するのが定番。確かに、ここを拠点に放射線状に観光するには、各方面距離が離れすぎており、島内にあるスーパーも充実していないので、自炊も難しい。
長期滞在というよりは、移動の通過点、あるいはアンティグアなどからのエクスカーションとして短期に滞在するのに向いている。
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