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ブラジル:レシフェ、ポルト・デ・ガリーニャス(Brasil/Recife,Porto de Galinhas)
滞在期間2006年3月16日〜21日(Recife-Boa Viagem)、3月27日〜30日(Porto de
Galinhas)
左:レシフェ旧市街の教会。左右非対称なデザインが面白い。中:オリンダのセー教会から見た町の風景。
右:ポルト・デ・ガリーニャスは遠浅の海。珊瑚礁でできた天然のプールへは帆船(ジャンガダ)で行く。 |
ブラジルで一番東にでっぱった辺りがレシフェといったらわかりやすいだろうか。
近代的な空港のすぐ横に発展するボア・ビアジェン地区がここ50年くらいの歴史を持つ近代商業区域なのに対して、そこから北に5kmほど離れた旧市街は17世紀にその歴史を遡り、更に北に位置するオリンダは16世紀前半に建てられたという古い町だ。観光としては、旧市街に立つ古い教会や街並み、オリンダの観光、あとは長く続くビーチ巡りだろう。ボア・ビアジェンから市バスで2時間ほど南に下った所に、ブラジル人に人気のポルト・デ・ガリーニャスがある。ボア・ビアジェンとポルト・デ・ガリーニャスの間には、他にもたくさんのビーチがあるが、この近辺で一番人気の高いビーチが ポルト・デ・ガリーニャスだそうだ。
この辺りは、1年中海水浴が楽しめる気候で、白に近いベージュの細かい砂のビーチに椰子の木という南国の海岸の風景に加えて、珊瑚礁が作り出す天然プールが名物。各ビーチによって少しずつ趣きが異なるので、レシフェに到着したら空港の観光案内所と旅行代理店に直行して、おすすめのツアーパンフレットなどを入手すると、主なビーチとその特徴を簡単に知ることができる。実際にツアーで行くのか、自力で市バスに乗っていくのかは後で決めればいいことだ。
旧市街は治安が悪いという情報があり、実際に訪ねてみると老朽化したビルが多いので快適な滞在はあまりのぞめないだろうという印象を得た。また、昼間から路上生活者が目に付くので、本当に治安もよくないだろう。ということで、レシフェでの滞在はオリンダかボア・ビアジェン以南の各ビーチに絞られるだろう。
オリンダはしっとりとした古都の雰囲気があっていい町だが、ビーチは護岸工事のために狭められて海水浴には向かないのが残念だ。気が向いた時に気軽に浜辺を楽しみたい我々は、ボア・ビアジェンに宿をとった。滞在した宿からは徒歩圏内にスーパーマーケットもあったし、なかなかいい感じの宿でゆっくりできた。旧市街やオリンダへの観光アクセスもいい。その後、もっと魅力的なビーチを求めてポルト・デ・ガリーニャスにも滞在した。
ボア・ビアジェンはビーチがあるといっても、商業地区として一般の住民も多く暮らしているので、都市としての雰囲気が強い。つまり、海岸を少し離れると普通の生活区域になってしまうのだ。反面、交通の便はいいし、物価も落ち着いている。一方、ポルト・デ・ガリーニャスは、海岸から伸びるメインストリートに土産物屋や南国の雰囲気のあるレストランが立ち並び、素朴で楽しくウキウキするような観光気分が漂っている。その分、観光地値段で、外食もインターネットも高く、キッチン付の宿も高価なアパートホテルになってしまうのが難点だ。また、ポルト・デ・ガリーニャスに滞在しつつ他の地域に足をのばそうとする際、市バスの本数が1時間に1本くらいしかないので、効率よく周るためにはバギーや車をレンタルしなければならないだろう。
ボア・ビアジェンもポルト・デ・ガリーニャスも治安はあまり悪いようには感じられなかった。特にポルト・デ・ガリーニャスはまるで観光地の雰囲気なので、夜中近くでもバーやレストランに人がいるため、夜も出歩けた。
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