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アルゼンチン:ブエノス・アイレス(Argentina/Buonos Aires)
滞在期間2006年1月25日〜2月6日
左:老舗カフェトルトーニでのタンゴショー。中:世界三大劇場の一つコロン劇場。右:ボガ地区のカミニートという芸術家に彩られた路地。 |
アルゼンチンの首都であるブエノス・アイレスは、他の南米各地やアルゼンチンのパタゴニア地方を周ってから入ってみると、ことさらに「南米のパリ」といわれるのがよくわかる。ヨーロッパのようなどっしりとした石造りの建物、幅の広い自動車道、洒落た作りのカフェやマンションなど、どこに目を移しても、ここが南米だと言われないとわからない雰囲気が漂っている。
そんな町中の繁華街であるフロリダ通りを散策してみると、CDショップからは大音響でタンゴの音楽が響き、ネオンバンドの大道芸人も出ていて、ブエノス・アイレスがいかにタンゴの都であるかを感じることができる。老舗のカフェやタンゲリアと言われるタンゴのショーを見せるレストランでタンゴを鑑賞する、一般の人がタンゴを楽しむミロンガと言われるダンスホールに行ってみる、日曜日の蚤の市をのぞいて大道芸のタンゴを見る、実際に自分でタンゴを習ってみる。そんな経験ができるという点で、ブエノス・アイレスは特徴のある町である。
町中には地下鉄と市バスが網の目のように走っており、移動はそんなに大変ではない。また大型スーパーはあまりみかけないのだが、数ブロックに1軒くらい小型スーパーというか食料品店があり、その周りには八百屋や肉屋やパスタ屋などの専門店も見られるので、生活には便利だった。
安全面については、やはり大都市なので危険度が高いと言われている。地下鉄や繁華街ではスリに気をつけ、夜間の外出も人通りのない所には絶対に行かないなどの注意が必要だ。
あのイグアスの滝に行くための町。イグアスの滝はアルゼンチン側とブラジル側から見ることができ、アルゼンチン側の拠点になる町がプエルト・イグアスで、ブラジル側の拠点になる町がフォス・ド・イグアスである。いずれかの町に滞在すれば、1日ずつ両側の見学に行くことが可能である。
フォス・ド・イグアスに比べると、プエルト・イグアス側の方が町の規模が小さく、その分物価も控えめである。ツアー客はブラジル側のフォス・ド・イグアスをより多く利用するので、大型ホテルがブラジル側に多く、それが物価を上げているのかもしれないということと、そもそもアルゼンチンの物価がブラジルよりも安いということが理由だろうと推測される。
とはいえ、プエルト・イグアスの町中にもいくつかのスーパーや商店があり、イグアスの滝見物で滞在する間に自炊しようと思えば、何の苦痛もなくできる。ただし、イグアスの滝以外に見所がないので、長期に滞在するような所ではないだろう。
のんびりとした町なので、危険な感じの人には出会わなかったし、日が落ちてからも食事に外に出ても問題はないようだった。
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